3学期始業式 式辞

2016年01月08日

おはようございます。今日から3学期が始まります。中学3年生は高校入試に向けて、高校3年生はセンター試験、私立の一般入試、国公立の二次試験と最後までしっかり頑張ってください。

さて、今日は昨年末に体大のある先生から、勧められて読んだ本が面白かったので、皆さんに紹介します。「脳を鍛えるにはどうすればいいのか」が最新の脳科学のデータをもとに書かれた本です。

 

まずは<脳構造の基礎知識>からですが、脳は主にニューロンという神経細胞でできています。血管から栄養や酸素をもらって、情報伝達の働きをしています。その数は脳全体で1000億個~2000億個の間で、大脳だけでも100億個~180億個あると言われています。

少し前までは、<脳細胞は減る一方で、新たにはできない>というのが常識でした。二十歳を過ぎれば、毎日10万個づつ脳細胞は死んでいくとも言われていました。しかし、現在では脳細胞の数は「生まれた時が一番多く、2歳くらいまでに7割くらいが消える。部位によってはその後、ほとんどかわりがない。」と言われています。

 

15年ほど前、がんの研究からたまたま、記憶と関係の深い海馬というところで、新たなにニューロンがつくられていることが確認され、<いくつになっても脳細胞はできる>となりました。では、どのような条件のとき、ニューロンは作られるのでしょうか。先ほど言った本の題名は<脳を鍛えるには○○しかない>というものです。さて、○○には漢字2文字が入ります。皆さんは何だと思いますか。

答えは運動です。「運動をすると脳の神経成長因子が増えたり、ストレスやうつを抑えたり、学習力が向上したり、がんや認知症になりにくくなる。」と著者のレイティ氏は言っています。「運動と脳の関係は、人類も元々は野生動物であり、身体を動かすことで生命をつないできた。その進化の歴史の中でできてきたシステムではないか。」とも言っています。

 

さて、このことより皆さんは、大きなアドバンテージを持っていることになります。運動部に所属している人はもちろん、朝の自転車通学をしている人は、脳を最高の状態にして授業を受けているからです。あとは活用次第です。このアドバンテージを生かさない手はありません。

  • 大阪体育大学浪商中学校
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