2学期始業式 式辞

2016年09月01日

皆さん、おはようございます。3年生やⅠⅡ類生はすでに授業が始まっていますが、区切りとして本日始業式を行います。夏休みは充実した時間を過ごせたでしょうか。しばらく厳しい残暑が続きそうですが、体調管理をしっかりして2学期をスタートしてください。

 

さて、この夏は4年に一度のオリンピックがブラジルのリオで行われました。日本選手は史上最多の41個のメダルを取り、大活躍の大会でした。それぞれの選手には、それぞれの背景があり、競技期間中にもさまざまなドラマがありました。そんな中で、カナディアンカヌー スラロームで日本人初のメダルを獲得した羽根田選手は、皆さんもTVで見た人も多いと思いますが、メダルが決まった時の感激の仕方が非常に印象に残りました。その背景を紹介します。

 

羽根田選手は1987年生まれの29歳。スポーツ一家で、7歳から器械体操、9歳からカヌーを始めます。日本ではマイナー競技であり、練習場所がない指導者がいない中、父親が元カヌー選手ということもあり、この競技に出会います。最初はいやいやながらやっていたそうです。中学時代にジュニアの世界大会に出場、高校3年時には日本選手権で優勝します。

日本でトップになって、彼は次のように思ったそうです。

・本格的にカヌー競技の一流になりたい

・日本には練習環境、人工のコースがない

・このまま練習を続けても、日本で埋もれるだけ

 

高校卒業後、強豪国スロバキアに単身で渡ります。当初はクラブチームに所属し練習に励みます。また一方で、英語が通じず必死でスロバキア語を勉強し、生活します。そんな中でクバンミラン氏(コーチ)との出会いが転機となり、基礎からトレーニングし、鍛えなおします。そして徐々に世界レベルの実力を身に着けていきます。

・2008年 北京オリンピック 予選14位

・2012年 ロンドンオリンピック 7位入賞

・2014年 世界選手権  5位

アジア大会  優勝

・2016年 6月 ワールドカップ 3位

・8月 リオオリンピック 3位

 

マイナー競技にはマイナーなりの厳しさ、練習場所、指導者やスポンサーの問題があり、メジャー競技にはメジャーなりの厳しさがあります。それぞれの競技との出会い、指導者との出会い、本人の努力、家族のサポートなど、いろいろな要素が背景にあることをこの大会を通じて再認識しました。皆さんにも一人ひとり、それぞれの背景があります。チャレンジ精神をもって、自分の課題を乗り越えてください。

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