1学期始業式 式辞

2018年04月09日

皆さん、おはようございます。先週入学式を行い、中学36名・高校254名の新入生を迎えました。さあ、1年の始まりです。気持ちも新たにいいスタートを切りましょう。

 

この4月に100周年記念館が完成しました。先輩たちが頑張ってきた軌跡を体感できるエントランス、いろいろな学習形態がとれるNCルーム、音楽室、美術室が入っています。これから大いに活用してください。

 

さて、今日皆さんにお話しするテーマは「コミュニケーション」です。家庭、地域、学校、社会人になると職場などで、コミュニケーションをまったく取らずに生活することは非常に困難です。また、人と人との関係を作るのにもコミュニケーションは欠かせません。今日は「楽しく学校生活を送るために」コミュニケーションの基本的な考え方を、伊藤守さんの著書「コミュニケーションはキャッチボール」をもとにお話しします。

 

皆さんはこれまで、コミュニケーションがうまく取れずに、友達との関係が悪くなったり、先生からの伝達事項をわかったつもりでいたら、「さっき、伝えたばっかりやろう」と怒られたりした経験はありませんか。面と向かったコミュニケーションでもうまく伝わらないのに、SNSを使った場合にはなおさらです。このようなことを避けるため、コミュニケーションの基本的な考え方を理解してください。

 

コミュニケーションが上手といえば、どんな人を想像しますか。話が上手な様子でしょうか。コミュニケーションとは、「伝える」という行動以上に、何かを「共有」するためのプロセスと言えるかもしれません。「コミュニケーション」の語源は「コミュニス(共有する)」です。コミュニケーションはキャッチボールに例えるとわかりやすい。キャッチボールをするには、まず練習が必要ですしルールも理解しなければなりません。

 

➀始めようという意図をもつ

まずは「キャッチボールを始めよう」という意図をもっている必要があります。

➁相手の同意がとれている

一方的にボールを投げつけていませんか?

➂適度な距離をとる

相手との適度な距離があって、初めてコミュニケーションは成り立ちます。

物理的な距離、心理的な距離感を測りながらしていますか?

➃完了させる

自分が投げて相手が受け取る、受け取ったボールを相手が投げて、自分が受け取る。

ここまでが、キャッチボールの1ユニットです。

⑤受け入れる

「受け入れる」とは、相手に「同意」することではありません。話の内容を受け

入れることと、相手がそう思っている、ということを受け入れることとは違いま

す。相手がそう思っていること、そして相手の存在を受け入れるということです。

⑥受け取りやすいボールを投げる

いつの間にかキャッチボールがドッジボールになってしまうことも。相手が受け取

りやすいボールを投げるよう意識することも大切です。

 

最後にまとめると、「コミュニケーションとは、共に目的地に向かうことであり、共有することであり、そのプロセスはキャッチボールである」、このことを意識するだけでも、選ぶ言葉や声のトーン、会話のタイミングや間が変わってくるはずです。新たな人間関係づくりに役立ててください。

  • 大阪体育大学浪商中学校
  • 大阪体育大学浪商高等学校