校長メッセージ

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3学期始業式 式辞

2019.01.08

あけましておめでとうございます。今日から3学期が始まります。中学3年生はコース決定試験に向けて、高校3年生はセンター試験、私立の一般入試、国公立の二次試験と最後までしっかり頑張ってください。また1、2年生は、学年の仕上げの学期です。それぞれの課題に取り組み、前進していきましょう。

本日は「幸せについて 続き」というテーマでお話しします。二学期の終業式で、「自分にとっての幸福は、どの様な項目を満たせばいいのか考えてみてください。その項目が満たされれば、本当に自分は幸福と思えるのか考えを深めてください。」とお伝えしました。どのような答えにたどり着いたでしょうか。じっくり考えてほしいテーマなので、考えを深めるきっかけにしてほしいと思います。

今から二千年ほど前、古代ローマの哲学者セネカは次のように言っています。「仕合せに生活したいのは誰もみな望むところである 。しかし人生を仕合せにするのが、果たして何であるかを見定めんとすることには、誰もみな五里霧中の状態である。」このようにずっと昔から、多くの人が考えきましたが、なかなか答えが見つからないようです。

今ない物を手に入れた時、幸せを感じます。例えば、病気やけがをしたとき、健康のありがたさが身に沁みます。貧しい生活→豊かな暮らし、低い評価→有名・名誉、才能が乏しい→才能があればなど、それを手にした瞬間は幸福を感じますが、そのうちそれが当たり前になり、もっとそれを欲しくなります。お金持ちになれば多くの幸せがかなうと思った人も多いかもしれませんが、こんな資料があります。日本は第二次大戦後、高度経済成長を遂げ一人当たりのGDPは右肩上がりに増加、つまりお金持ちになっていきましたが、生活満足度はほぼ横ばい状態です。

ここで目的と手段について整理しておきます。目的は「幸福になること」、その手段として「何をすればいいのか」、手段を選ぶには「どのような状態が幸せなのか」をしっかり考える必要があります。過去の偉人たちの声を参考に聞いてみましょう。

最初は近代物理学の父 ニュートンです「私はただ、真理という大海の砂浜で小石を拾っている子供のようなものだ」

次にビートルズのリーダー ジョン・レノンです。「ビートルズは、欲しいだけの金を儲け、好きなだけの名誉を得て、何もないことを知った」

三番目に、ドイツを代表する文豪のゲーテです。「結局、私の生活は苦痛と重荷に過ぎなかったし、75年の全生涯において、真に幸福であったのは4週間とはなかった」

最後に、イタリアルネッサンスを代表するレオナルド・ダ・ビンチです。「いかに偉大な業績を後世に残したとしても、いざ死んでいくその人にとってそれが何になるであろうか」

多様な才能を持ち活躍した偉人達です。傍目からは超充実した人生を送った様に見えますが、本人たちは全く満足していません。皆さんはどう思いますか。時間を見つけて、じっくり考えてください。

それでは三学期もチャレンジングに学校生活を送りましょう。

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