3学期終業式 式辞

2015年03月20日

○  おはようございます。

 

○  間もなく入学式が始まりますが、3学期終業式の、この機会に今一度振り返って入学したときの初心を思い浮かべてください。中学校を終えて今、現在、浪商高等学校へ在学していることを、また、義務教育と違って自分で勉強を、自学していかなければならないことをひしひし感じていますか。

 

○  私自身振り返ると、浪商に4年前に赴任した時に、近隣で教え子が校長をしていたので、本校に生徒を送ってと依頼しますと、こんなことを言われました。

「浪商に成績のいい子を送っても全く伸びない。」「部活動中心に回っている学校」というイメージが泉南地域の中学校に流れている。

また、実際に全ての授業を参観しても、茶化したり、騒がしい生徒が中心になって授業がかき回されていた現状がありました。

当然ですが真面目な生徒が活き活きと学校生活を送れるのが健全な姿です。

 

○  教え子に言われたことは当然であり、個人的には非常に悔しい思いがありました。そのため先生方と協力して学校全体で授業改善、授業規律に取り組んだお蔭で少しずつ改善されてきましたが、まだまだ不十分なところはあります。

 

○  その間、少数ではありますが、真面目に勉学に励んでいる生徒は、具体的には大学進学や学歴向上を目指して頑張りました。

その結果として、昨年から今年にかけて卒業生の進学先ですが、いつもより多くの3年生が大学受験に合格しています(合格結果資料より公表)

 

○  受験という対外的な勝負に勝つには、授業中、私語や居眠りはNO,家に帰って机に向かう時間、自宅学習が大切なのは言うまでもありません。

学校診断アンケートで、保護者も生徒も浪商へ進学して自宅学習時間が減ったと思う人が半数を大幅に超え、これも異常な数値です。

楽していける大学、就職は将来必ず後悔します。高校・大学時代は楽しめても、大学卒業で苦しみ、就職時に非常に苦労することは明白です。自分の高い夢の実現、将来のために学習の重要性を感じてください。

 

○  一方やんちゃをした生徒、自分がだらしない生徒、勉強のできない生徒へアドバイスします。

なぜ学校が指導するかと言えば改善することが、まだまだ可能だから、そこに夢や希望をもてれば、その時点で回復は可能になるのは120%間違いがありません。

将来を考えても、まだまだ追いつける若さ、時間とエネルギーがあるのです。

 

○特にそう言った生徒は自主と放任とのはき違いをすることが、往々にしてあります。

基礎基本のマナーの上に自主性が存在するのです。基礎基本が出来ない生徒に対し、親や先生方が厳しく、大人がうるさく指導するのは当たり前です。

その上に、教育の基本的目的である「人間的な教育」が重要になってくる。人の心の痛みを理解できない生徒 そして、現代社会の価値観が「心」から「物」へ移行する中で、改めて「人間教育」が重要です。

「自分だけ満足できればよい」といった風潮が広がる中で、基礎基本である「礼節」「知育」「感性」を柱とする教育により、「他者への思いやり」「礼儀」「道徳」「善悪の判断」「協調性」などを身につけた人を育成するのが本来の教育の目的です。

実際には、マナー違反する生徒は本校では一部ですが、一部の生徒も許さない、悪貨は良貨を駆逐する視点から厳しく指導するのが浪商です。

厳しい態度で規範意識や社会や人との関わり合いを教えていかなければなりません。

外の世界や社会に出たときに、マナー違反をしても大概、誰も注意をしてくれません。ほったらかし、無視されます。学校は自分のために言ってくれているのだと信じてください。そうすれば自分の視野がもっともっと広がっていき、充実した高校生活がおくれると確信しています。

再度言います。まだまだ、勉強、生き方に失敗して駄目だと思っても、自分即ち本人が意識改革すれば十分回復可能なのです。

 

○  最後になりますが、特にこの時期は3年生が卒業し、4月に新入生が入学します。

多くの先生がたも、浪商を去っていき、新たな先生も入ってこられます

人の器量(うつわ)は、その人が移動する距離、読んだ本の数と聞いたことがありますが、実際に、そのことの意味は、人生で素晴らしい人と出会いの数ではないかと思います。

それに関係した言葉に「一期一会」があります。

その意味は「これからも何度でも会うことはあるだろうが、もしかしたら二度とは会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさい」と戒める言葉です。

「会うは別れの始めなり」出会いがあれば、そこには必ず別れがある。百の出会いがあれば百の別れがある。別れがあるからこそ出会いを大切にする。

出会いというものは、とても大事なものだと思います。
若い君たちを成長させてくれる、出会いを積み重ねていくことが大切なことと思います。
また、自分の考えを劇的に広げるものがあるとすれば、それは人と出会いが大きく影響するものだと思います。

 

○  最後になりますが、春休み明けには、学習を含め自分で自分をコントロールできる

よう、真の自主性をもてるよう日々努力するよう期待し挨拶を終えます。

 

中学校卒業式 式辞

2015年03月07日

第四十四回卒業証書授与式 式辞

 

卒業生また、保護者のみなさん、ご卒業、おめでとうございます。

本日の卒業は義務教育が終わったという、大きな区切りですが、この後は、高校、大学と全てこれからは自分の意思で教育を受ける、義務で教育を受けるのではないということをしっかり覚えておいてほしいのです。

さて、今日の卒業式典に公私、何かとご多用の中、学校法人浪商学園理事長 野田賢治様をはじめ多くの来賓の方々に、ご臨席をいただきありがとうございます。高いところからではございますが、心から感謝申し上げます
次に、保護者の皆様に申し上げます。三年前皆様の大切なお子様をお預かりいたしまして、ご期待に添うよう教職員一同、一体となって教育してまいりました。

この間、本校の教育活動に格別のご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございました。これまでお子様を育ててこられた保護者の皆様には、感無量のものが、おありかと推察いたします。先ほど表彰いたしましたように、皆勤賞をはじめ,外部の団体からも表彰されるなど、多くの活躍があり心強い限りだと思っております。これから子供たちはそれぞれの道を歩き始めますが、時には壁にぶつかりスランプに陥って悩むときもあろうかと思います。そんな時はいつでも母校を訪ねていただきたいと思います。
改めて、卒業生のみなさん、卒業おめでとう。入学したのは、平成二十四年の四月、中学校の各教科のカリキュラムを終え

学校行事では、グアムへの修学旅行、体育祭、文化祭、そして、暑さ寒さに負けず高い目標を掲げて戦ったクラブ活動、特にハンドボール部は全国大会と男子器械体操部は全国大会で団体優勝するなど、素晴らしい成績を残しました。それぞれが、こうした思い出をもって高校へ進学していかれると思います。

「中学時代は、人生の黄金時代」と言われますが、

一〇年後、二〇年後になって振り返るとき、この浪商中学で過ごした日々は、きっと輝かしいものとしてよみがえってくることを確信しています。

ここで、みなさんの輝かしい門出に際し、餞の言葉を贈りたいと思います。親や私達教師は君たちより早く生まれたぶん、人生の経験が豊富です。しかしながら、最近少し感じるところは、世の中が急激に変化し、それまで当たり前とされていた前提自体が崩れていく中で、固定的な経験や体験を持っていること、それ自体がマイナスに働くことがあります。

私が若かった頃から、偏差値がもてはやされ(今もそうかもしれません。)一流学校卒業、一流企業へ入社し年功序列の給与体系、ほとんどの企業が終身雇用制を採用していた。ほんの一〇数年前まで、これほどの携帯もなかったし、インターネットで検索することもありませんでした。今の若者は、携帯電話を駆使し、パソコンを自由に操り、大人が経験できなかったことを経験している中、大人が全ての答えを持てるはずがありません。さらに、教育する側にとって、仕事上の多くの部分を変わらないもの、即ち不易と感じ、敢えて急激な社会の変化に合わせていく必要を往々にして感じないことがあります。逆に君たちは敏感に社会の最先端の流行を嗅いで体験してくる。時代の変化の流れが速くなればなるほど、若者と大人(老人)の走力を比較するがごとく、意識の差がドンドン開いていくのは歴然です。しかしながら、そこの部分を感じ、認め、相互理解に努めることが、今一番重要なことだと思います。

そして、皆さんは、この三年の中学校生活の中でも、どことはなしに自分の才能探しをし、才能を見つけたことと思います。しかし、まだまだそれはほんの一部の才能であり、それに満足することなく、新たな学びや体験を求めてもっともっと自分の長所を見出し、人生の目標に向かって日々努力を続けていただきたいと思います。

そして、究極の教育目的は、「自分で考え、判断する人」を育てることです。一〇年、二十年先には、勿論、学歴は重要な要素ですが、学歴だけの履歴優遇の形式は瓦解、崩れ、基礎基本の学力を身につけ創造性や人間性、かつ柔軟性や適応力が重用される時代が到来するのは違いないと思います。また、君達全員に大人では考えられない、大きな可能性があります。これから歩む人生の時間もエネルギーもたっぷりあります。少し努力すれば、大抵のことを実現できるのも君達なのです。若い皆さんが大きな夢を抱く出発の時です。失敗に嘆かず、今は、全てに、前向きに取り組むことが最大の使命です。己の歩む人生のため頑張ってください。

再度申し上げます。夢の実現のために、たとえ困難にぶつかってもくじけずに志を持って粘り強く未来を切り開いていってください。必ず道は開けます。卒業を機に、是非大きな夢を持ってください。

結びになりますが、卒業生ひとりひとりの活躍と幸せを心から

お祈り申しあげ、卒業式の式辞といたします。

 

平成二十七年三月七日

大阪体育大学浪商中学校 校長 大木徳史

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