令和5年度 1学期終業式 式辞(令和5年7月20日)
2023.07.20
令和5年度 1学期終業式 式辞(7月20日)
中高生の皆さんおはようございます。ようやく中高生全員が体育館に集まり、このような形で令和5年度 1学期の終業式が行えるようになりました。
学校行事、部活等の大会もほぼ通常通り行えるようになり、校内にも活気が出てきたことを大変嬉しく思っています。
様々な活動を通して、クラスやクラブの友人、先輩・後輩との交流も深まり、より親密な信頼関係を築けることは大変すばらしいことです。その一つ一つの交流、思い出こそが、
中学校生活、高校生活のかけがえのない財産、宝物になるものです。今しか経験できないこと、体験できないことを全力で取り組み、楽しんでほしいと思います。
同時に注意しないといけない点もあります。人の数だけ考え方やモノの見方が違う中、相手との距離感を間違えれば、戸惑いや傷つきが生まれてしまうのも事実です。この体育館には
先生方、生徒諸君をあわせると約900名がいます。900通りの思いや考えがあり、時にはすれ違い、時には交わり、重なり合いながら浪商中高は存在しています。
クラス、クラブ、学校生活、電車やバスなどの公共交通機関、家族といる空間も同じです。またSNSにも同じように距離感は存在します。自分本位の発信になっていないか。
相手に求めすぎて いるところはないか。その人の立場に立った対応ができているか、その場に適した言動、行動ができているか、振り返ることも大切だと思います。
夏の過ごし方も900通り存在します。先生自身は16日.17日の連休で、1学期の課題を踏まえ、この夏に何をすべきか、2学期 良いスタートを切るためにすべきことをようやく整理
できたところです。皆さんは準備できていますか。
担任の先生方もこの夏の皆さんの成長には期待しています。しかし、実際のところ2学期のスタートは大変楽しみでもあり、不安も大きいと思います。夏の間に目標をもって
取り組めた人と、 目標なく過ごした場合とでは、表情にはっきりと違いがでるからです。
たかが一か月、されど一か月。日々の具体的な計画を実行し、この夏で全員が大きく飛躍してくれること、そして良い表情の皆さんと会えることを楽しみにしています。
特に三年生、残された時間はあと少しです。先生方も応援していま す。また後輩たちも君たちの後姿を見ています。悔いのない戦いを期待しています。
大阪体育大学浪商中学校・高等学校 工藤 哲士