令和5年度 2学期終業式 式辞(令和5年12月20日)
2023.12.20
中高生の皆さんおはようございます。
皆さんの協力のおかげで、本日、無事に2学期の終業式を迎えることができました。同時に2023年も残すところ後10日となりました。ちょうど1年前の終業式で、皆さんに「新年を迎える心構えができているか。」という問いかけをしました。心構えができているということは「今年1年間の自分の行動、言動、様々な出来事を振り返り、反省や課題が整理できているということ。その1年間の反省を糧に、新年の明確な目標を定め、立てた目標をやりきる覚悟を決めること、これが心構えである。その覚悟を決めるのは自分の心」という内容でした。
皆さんに問いかけながらも、今、まさしく自分自身も1年の振り返りをしています。特に、この1週間は沢山の反省、課題を抽出する時期としています。様々な課題から目を背けることなく、向きあおうとしているところです。今年もこの時期を乗り越えて、覚悟を決めて新年を迎えたいと思っています。
この寒い冬、厳しい冬をどう過ごし、どう乗り越えるかで春の訪れ方は大きく変わってきます。自分の人生は自分が決めて歩むべきもので、人に決められるものではないはずです。人それぞれ目指している夢や目標も違えば、課題も異なるはずです。もちろん取組む内容も解決策にも違いがでてきます。だからこそ、皆さんには主体的に取り組むことを大切にしてほしいと思っています。次に課題と課題が複雑に絡み合い、新たな課題を生むなど、次に何が起こるかが予想し難い社会を迎えています。課題を調整する力、柔軟な適応力、そして何よりも課題に対して誠実に向き合える心を育み続けてくれることを願っています。
最後になりましたが、年末年始、冬休み期間中も講習、クラブの練習、大会、合宿等も予定されています。引き続き感染症対策、体調管理には注意してください。
大阪体育大学浪商中学校・高等学校 工藤 哲士