校長日記~スクールライフ~

令和4年度 1学期終業式 式辞(7月20日)

2022.07.20

令和4年度 1学期終業式 式辞(7月20日)

中学生、高校生の皆さんおはようございます。令和4年度 1学期の終業式を行います。今回も感染症対策のため放送にて開催いたします。

さて今学期を振り返ると、中学高校3年生き行先が変更となりましたが、ようやく修学旅行に行くことができました。また中高生全学年が校外学習、他にも球技大会をはじめ予定していた学校行事を実施する事が出来ました。また各種クラブの大会も順調に行われ、以前の日常に近い状態がようやく訪れてきました。

先日の鑑賞行事でも皆さんの笑顔、歓声をきくことができ、保護者の皆さんにも鑑賞して頂け、本当に良かったと感じています。

この夏も大切なクラブ活動の各種大会があり、二学期も文化祭、体育祭をはじめ、昨年実施できなかった浪商高校100周年記念イベントなどの行事も多数、予定されています。

今まで以上に感染者数が急激に増加していますが、この夏も、そして二学期も様々な活動が無事に実施できるよう引き続き感染症対策に協力をお願いします。また周囲の雰囲気、クラスの一人ひとりの表情、行動、様子を感じとり、心配りある、気配りある行動や言動を期待しています。そして、皆さんの力で全員が楽しいと思える学校づくりに協力してください。

さて、前回の三学期の終業式で以下の話をしましたが覚えていますか?

「一期一会」という言葉は「これからも何度も会えるが、もしかしたら二度と会えないかもしれない、そういう覚悟で人には接しなさい」と戒めの意味も含んでいます。

若い皆さんには沢山の出会いは大きな刺激であり、様々な価値観を学び得る貴重な機会であります。一つ一つの出会いを積み重ねていくことが皆の財産となり、成長に繋がります。この春に訪れる別れと出会いに感謝し、一回り成長した姿を見せてほしいという内容でした。

クラス内、クラブ活動などにおける自分自身の行動や言動を振り返ることにより、この夏の過ごし方も大きく変わってくると思います。夏の行動、過ごし方により学校や現実から気持ちが離れてしまい、その後、取り返しがつかない状況になってしまうこともあります。また目標や目的を定めて努力を継続する事により大きく成長できるケースもあります。

たかが一か月ですが、されど一か月です。日々の具体的な計画を実行し、この夏で全員が大きく飛躍してくれることを願っています。特に三年生、残された時間はあと少しですね。先生方も応援しています。また後輩たちも君たちの後姿を見ています。悔いのない戦いを期待しています。

 

大阪体育大学浪商中学校・高等学校  工藤 哲士

スクールライフ⑱ 令和4年度 インターハイ壮行会 報告(4月27日)

2022.04.28

令和4年度 インターハイ壮行会 報告

令和4年4月27日(水)4時間目 HRの時間に令和4年度 インターハイ壮行会を行いました。各クラブのキャプテンが今大会の目標、意気込み、抱負等を語ってもらいました。

三年生にとっては、これからの大会・遠征など、すべての行事が最後になります。1.2年生の皆さんも、日常生活・練習・登下校、全てにおいてコロナ対策を徹底し、皆ができることを協力して少しでも良い状態で、目標が達成できるように努めましょう。

 

皆さんへのメッセージ

浪商高校の部活動を通して身に付けて欲しいこと。

自主性・協調性・体力・やり抜く忍耐力・上下関係を通しての気配り・気遣い・思いやり。

努力してきたことで得られる達成感、人との協働作業によるコミュニケーション能力など、

真剣に励むことで様々なことが身に付きます。目標を持って取り組んでいることにプライドを持って

自信にしてください。

また、礼儀・礼節・挨拶などの思いやりの心、自分のチームを愛する心、部活動の時だけではなく、裏表のない信

頼される人間性を大事にしてください。

大会では、正々堂々フェアプレイで本当のかっこよさを追求して下さい。他校や関係者から愛され、応援される立

ち振る舞い・行動・言動を心がけてください。皆さんの成長と活躍を心より願っております。

スクールライフ⑰ 令和4年度 1学期始業式 式辞

2022.04.08

令和4年4月8日     始業式 式辞

中学生、高校生の皆さんおはようございます。本日から、いよいよ新年度がスタートします。中高生825名全員、大事な浪商生です。皆さんの力で、けじめをもって、全員で励まし合える 元気で明るい学校にしていきましょう。協力宜しくお願いします。

前を見て下さい。今年の担任の先生です。この春休みの期間もクラブ活動のこともありながら、教室の清掃、時間割り、皆さんが楽しみにしている行事の準備、朝学習などの学習面のこと、先生方同士でも色々な意見を交わしながら、本日の始業式をむかえています。どれも皆さんの事を考えてのことです。厳しい激励が多い先生もいれば、常に優しく皆さんを包み込んでくれる先生もいます。先生方との信頼関係のもと、この一年間、大きな成長をみせてくれることを期待しています。また教科担当の先生方も皆さんの力になってくれます。甘えたり、楽な方向に流れされることなく、この1年間、新たな目標を設定し、設定した目標は必ず達成、実現できるよう努力して下さい。

3年生は今年がラストの1年、最後の大会や進路決定に向けてスタートダッシュを。2年生は一番大きく飛躍できる年です。またこの一年で飛躍できるか下降するかで、今後の進路に大きく左右するポイントの学年です。1年生はまず学校生活に慣れて、是非、良いスタートをきってください。

学年により、それぞれ違いはありますが、在籍している学年に関係なく、まずは目の前のことに全力で取り組みましょう。今、この瞬間に手を抜く人間には絶対にならないでください。次に皆さんに二つのお願いがあります。

一つ目が、今まで以上に感染症対策の徹底に努めて下さい。まだまだ油断できる状況ではありません。今年度は学校行事も全て予定通り実施し、クラブ活動の大会にも全員が参加してほしいと思っています。

二つ目は昨年も同じ話をしましたが、新しい年度のスタートに際し、大きな夢、希望、目標をもってくれていることと思います。是非とも全力で頑張ってください。応援しています。それと同時に、本日からスタートする新しい環境に対して、大きな不安を持ち、緊張感いっぱいで過ごしている人も少なくないと思います。そんな時に君たちがクラスメイトにかける何気ない挨拶、笑顔、一言は何よりも大きく心強いものです。どうか周囲の雰囲気、クラスの一人ひとりの表情、行動、様子を感じとり、心配りある、気配りある行動や言動を期待しています。皆さんの力で825名全員が楽しいと思える学校にしましょう。

最後になりましたが、昨日、学校から熊取駅に向かう帰り道で小学生が体調を崩して倒れこんでいる所を、本校の男子生徒1名、女子生徒1名がその小学生を介抱してくれたようです。小学生の自宅を探し、その保護者に声をかけてくれました。その様子を見ていた方から連絡を頂いたので、報告させて頂きます。やさしい心、正義感を持って対応してくれた人、本当にありがとうございました。

 

●新任先生紹介

国語科  松川先生    数学科  邨川先生  国語科・地歴公民科  高橋先生

情報科  古川先生    保健体育科  大槻先生  宇野先生

皆さん今年一年間宜しくお願いします。

 

●表彰伝達

高校

・第45回 全国高等学校ハンドボール選抜大会 第三位

・令和3年度風間杯第65回全国高等学校レスリング選抜大会

125㎏級 第3位 川松雷葵

・第17回 春の全国中学生ハンドボール選手権大会 第3位

中学

・令和4年度第31回西日本中学生レスリング選手権大会

44㎏ 第1位 古澤 大和

48㎏ 第2位 高塚 旺介

77㎏ 第1位 小林 賢弥

 

・2022年 大阪スプリング陸上競技大会 中学生男子共通1500m

第3位 佐藤 広崇(中学1年 日本歴代3位の記録 4分8秒)

スクールライフ⑯ 令和4年度 入学式 式辞

2022.04.06

令和4年度 入学式 式辞

ここ浪商学園熊取学舎は自然豊かで、常に四季の彩を体感することができる広大なキャンパスです。今、まさに桜の香りが満ち溢れる春の佳き日に、二百六十八名の新入生の皆さん、そして保護者の皆様をお迎えすることができたことは、本校の教職員ならびに学園関係者一同にとって大きな喜びです。ご入学 誠におめでとうございます。皆さんの入学を心から歓迎申し上げます。

本日、ご参列頂きました皆様方には、入場に際し、感染予防にご協力頂き、誠にありがとうございます。尚、本式典においても人数制限ならびに時間を短縮しての開催とさせて頂きます。何卒、ご理解頂けますようお願い申し上げます。

さて、保護者の皆様、幼稚園の入園式、小学校、そして中学校の入学式と現在のお心持、お気持ちの違いはいかがなものでしょうか。お子様が一歩一歩成長をとげる過程において、皆様にとって不安事、心配事はつきものだったと思います。その時々に悩みがあり、ご家族でしかわかり得ない数々のご苦労やドラマがあり、本日の入学式をむかえられたことと推察いたします。溢れんばかりの愛情を持って、どんな時でもお子様の成長を一番に考えてこられた保護者の皆様、あらためまして、ご入学誠におめでとうございます。本日より3年間、本校の生徒として大切なお子様をお預かりし、全教職員が愛情を込めて共に過ごし、我々も子どもたちと共に精進し、成長していきたいと思います。

私たち教職員と保護者の皆様にとって大切なことは、どのような時でも子どもたち、生徒たちを中心に物事を考え、良い協力体制、連携体制を構築することです。何事も早い段階から連絡、相談、コミュニケーションをとりながら、共に子どもたちを支援していきましょう。ご家庭、学校が一体となり、お互いが協力し合うことで、子どもたちは二倍にも三倍にも成長した姿を見せてくれることと思います。様々な場面において小学校との違い、中学校との違い、また他校との違いを感じることがあるかもしれませんが、どうか本校の教育方針をご理解いただき、ご協力、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

続いて新入生の皆さん 皆さんは数ある公立、私立の中学校、高校の中から浪商中学校、浪商高校を選択してくれました。卒業する際には、その選択は間違っていなかった、浪商に来て本当に良かったと心から思える三年間にしてください。

私立学校には創設時から受け継がれている「建学の精神」があります。本校は「不断の努力により知徳体を修め、社会に奉仕する人材の育成」という理念のもと教育活動を行っています。新入生の皆さんには、その建学の精神に基づいた三つのメッセージを送ります。

まず一つ目が、これからスタートする三年間は皆さん自身の手で、心で、どのよう形でも色にでも創り上げることが可能です。今の皆さんには無限の可能性を持っています。失敗を恐れず、何事にも積極的にチャレンジして下さい。

二つ目が、今日より明日、昨年より今年、小学校時代より、中学校時代より進化した自分、ワンランクアップした自分を獲得してください。人にはそれぞれ個性があり、好き、嫌い、得意、不得意が存在しますが、日々、自分なりの成長を遂げることが大切です。具体的には今の自分よりワンランクアップした学力と体力を身につけて欲しいと願っています。

学力面においては中高、所属コースに関係なく、基礎学力はもちろん学力の向上、社会で通用する知識と教養を養い、自分が希望する進路を実現できる本物の力をみにつけて下さい。

体力面についてはまずは健康が第一です。そして、日々の学習活動、クラブ活動、様々な行事等の学校生活を充実させるには相当な体力が必要です。病気をしない体、怪我をしない体、文武両道を全力で実践できる体力を身に着けてほしいと思います。また本校はクラブ活動を奨励しています。部活動における競技力の向上、成果も大いに期待しています。学力、体力とも自分に適した具体的な目標を定め、常に一つ上の目標、一つ上の自分にチャレンジすることを続けて下さい。

三つ目です。急速なまでに変化の激しい現代社会は、次々と新たな課題を提供してくれます。この三年間は混在する様々な課題に対する物の見方、考え方を学ぶ機会であり、色々な角度から自分自身を見つめる機会でもあります。本校での様々な活動、そして友人、先輩、先生方とのかけがえのない出会いを通して、周囲に対する心遣い、気遣いができるやさしい心、挨拶や礼儀を大切にする心、厳しい苦難を乗り越えることができる強い心を養い、卒業後は社会に貢献できる、活躍できる人材に成長してくれることを切に願っています。

最後になりましたが本学園、浪商高校は昨年の十一月に、創立百周年を迎えました。

今年度入学する皆さんには100周年記念誌と記念品をお渡しします。また昨年、延期となった100周年記念イベントを十一月十七日に開催する予定です。新入生、在校生、そして保護者の皆様、全国各地で活躍する同窓生、関係者一同が一体となり、百周年記念を祝うとともに、浪商学園、浪商中学校、浪商高等学校の更なる発展を祈念したいと思っています。何卒ご支援、ご協力を宜しくお願いします。

本日入学した新入生の皆さんの充実した学校生活と健やかな成長、そして限りない可能性を祝し、式辞といたします。

令和四年四月六日

大阪体育大学浪商中学校高等学校 校長 工藤 哲士

スクールライフ⑮ 令和3年度 3学期(3月19日)終業式 式辞

2022.03.19

令和3年度 3学期(3月19日)終業式 式辞

中学生、高校生の皆さんおはようございます。本日、令和3年度 3学期の終業式、1年の最後の区切りの日をむかえました。1学期の始業式から今回の終業式まで、今年は全て放送での開催となり、少し残念な気がしています。

さて、先日、皆さんの先輩方の卒業式が無事に終了しました。中高生あわせて217名の皆さんに卒業証書を授与しました。人数制限のため在校生の皆さんには出席してもらえなかったので、3年生に送った最後のメッセージのみ、紹介させて頂きます。

「皆さんがこの浪商高校で流してくれた涙や汗、元気いっぱいの声、勇気を与えてくれた笑顔、君たちが残してくれたものすべてが浪商高校の財産であり、私たちの宝物です。いつまでも元気に活躍してくれることを祈っています。」という内容でした。

コロナ禍の影響を受け、大きな制限がある中、3年生を中心に、今年度はクラブ活動において大阪、近畿、全国、国際大会等でも複数のクラブが上位に入賞するなど、全体としての実績、戦績は近年では最も高かったと記憶しています。もちろん後輩である皆さんもチームの大きな戦力として活躍してくれたおかげでもあります。

大学入試においても国公立大学、有名私大をはじめ看護医療系の学校にも多数、合格し、多くの皆さんが希望進路を実現してくれました。4月から新学年となる皆さんには今年以上の活躍を期待しています。

三学期の始業式では、サッカー部の皆さんがJRに乗車していた際、高齢者に座席を譲り、御礼のメールを頂いた件を紹介しましたが、先日は自転車マナーについてのお褒めの言葉を頂いたので、この場をかりて紹介させて頂きます。学校から熊取間の通学路は交通量が多く、自転車で走れる幅も広くないため、近隣の皆様からお叱りの連絡を受けることも多いのですが、先日は自転車に乗っている本校生徒が通路を譲り、相手のご様子も確認した上で、しっかりと挨拶までして帰宅していったというご報告を頂きました。ルールを遵守し、やさしい心を持った対応をしてくれて、本当にありがとうございました。

「今年度との別れ」、「3年生との別れ」の後、4月になれば新入生が入学します。皆さんは1学年進級するとともに、新たなクラス、友人、先生との出会いがスタートします。春は別れと出会いの季節です。

「一期一会」という言葉は「これからも何度でも会えるだろうが、もしかしたら二度と会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさい」と戒めの意味も含んでいます。先生自身、日々、実践できていないのではと自分に反省するばかりです。

若い皆さんには沢山の出会いは大きな刺激であり、様々な価値観を学び得る貴重な機会でもあります。一つ一つの出会いを積み重ねていくことが皆さんの財産となり、成長に繋がるものだと思います。この春に訪れる別れと出会いに感謝し、一回り成長した皆さんに始業式に会えることを楽しみにしています。

春休みの3週間はすぐに終わります。計画的に充実した春休みを過ごして下さい。

 

大阪体育大学浪商中学校・高等学校  工藤 哲士

 

 

 

スクールライフ⑭ 中学 卒業式(3月5日)式辞

2022.03.05

第51回 卒業証書授与式 式辞(中学校)

まだまだ肌寒さが残っていますが、日に日に春の温もりを体感できる季節となってきました。本日、晴れの佳き日に、令和3年度 第51回 大阪体育大学浪商中学校 卒業証書授与式を挙行できますことは、卒業生はもとより教職員、在校生、関係者一同にとって、大変大きな喜びであります。

ただいま、卒業証書を授与された皆さん、卒業おめでとうございます。証書を受け取る皆さんは凛とし、たくましく、立派に成長した姿は3年前に入学した際の面影も薄らぐほどの成長ぶりであります。

幼い頃から皆さんのことを心から愛し、時には親子の距離感、価値観、期待感に悩みながらも常に君たちのそばで、誰よりも君たちの可能性を信じ、誰よりも君たちの幸せを願い、晴れの日も雨の日も皆さんの成長を温かく見守り続けた保護者ならびにご家族の皆様方、今、晴れやかに巣立ちいくお子様の英姿を目の前にされ、感慨もひとしおのことと存じます。保護者の皆様にはご卒業をお慶び申し上げるとともに、これまで本校が賜りましたご理解とご協力に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

さて、卒業生の皆さん、本日は卒業という大きな区切りの日となります。義務教育の期間を終え、今後は自らの意思で学業を継続し、自ら選択した道を歩んでいくこととなります。皆さん一人ひとりの今後の高校生活、卒業後の進路、その後の就職、生活はどうなっていくのか、大きな期待と不安を抱きながら、未来社会に向かってチャレンジしていくこととなります。皆さんが入学する前と3年後の現在では社会全体は大きく変化しており、今後はそのスピードは早まり、更に予測が難しい時代をむかえることでしょう。

今後の高校生活においても成功や失敗、勝つこともあれば負けることも、計画通り、イメージ通りいかないことも多々あると思います。しかし、結果以上に大切なことは自分自身がその物事と真正面から向きあい、誠実に、懸命に、本気になり立ち向かっていけるかどうかです。これから始まる高校生活、学習活動、クラブ活動、学校行事、何に対しても全力でチャレンジできる心を養ってください。

約2年前、皆さんが中学2年生をスタートする際、感染症が拡大し、授業、行事、部活動の大会も全て中止になるなど、学校全体、社会全体に及ぼした影響は大変大きなものでした。私たちは、毎日、学校で授業を受け、部活動で汗を流し、クラスメートと共に過ごすことを特別なことと思っていませんでした。今回のコロナ禍の中で、日常の学校生活を送れることのありがたさを痛感しました。日々、不安が大きい中、皆さんはクラスメートと励まし合い、先輩に支えられ、後輩たちを助け、色々な制約が厳しい中でも、日々感染予防にも努め、それぞれの目標に向かって精一杯努力を続けてくれました。

君たちの頑張りがあったからこそ、行先は変更となりましたが修学旅行を実施でき、体育祭についても開催する事ができました。常に生徒の皆さんの事を第一に考え、何度も延期や変更を繰り返しながら、あきらめずに準備を続けてくれた先生方のおかげでもあると思います。中学時代の学習活動、クラブ活動、学校行事で経験した事、仲間や先生方と共に過ごした時間、交わした一言一言は皆さんの心の思い出だけではなく、浪商中学校にとっても共通の貴重な財産として、宝物として残り得るものです。4月からスタートする高校生活においては更なる成長を期待しています。共に頑張りましょう。

最後になりましたが、これまで様々なご支援・ご協力をいただきました学園関係者の皆様、同窓会の皆様、保護者会の皆様には心よりお礼を申し上げ、 卒業式の式辞といたします。

 

大阪体育大学浪商中学校 校長 工藤 哲士

スクールライフ⑬ 令和3年度 卒業式(2月5日) 式辞

2022.02.05

令和三年度 卒業式 式辞

まだまだ厳しい寒さが続いています。二月は如月(きさらぎ にょげつ)とも言い、寒い冬が終わり、春に向かって万物がいよいよ動き始める時期を意味しています。今、力を蓄えつつ、これからまさに大きく飛躍しようとしている皆さんの姿そのものだと感じています。

本日、第74回大阪体育大学浪商高等学校の卒業式を挙行できますことは卒業生はもとより、教職員、在校生、関係者一同にとりましても大きな喜びであります。

本来であれば多数の皆様をお招きし、盛大に祝福したいところではありますが、感染防止の観点から、本日は人数制限、時間を短縮しての開催とさせて頂きます。残念ながらご出席できない保護者の皆様には映像にて式典の様子を配信させて頂きます。何卒、ご理解頂けますようお願い申し上げます。

 

ただいま、196名の皆さんに卒業証書を授与いたしました。卒業生ならびに保護者の皆様、誠におめでとうございます。保護者の皆様には、今、晴れやかに巣立ちいくお子様の英姿を目の前にされ、幼いころからの生い立ちを思い出されるなど、感慨もひとしおのことと存じます。高校時代は心身ともに大きく成長する時期でありますが、あり余るエネルギー故に、時に親としてご苦労も多々おありになったことと存じます。本校の卒業はお子様の努力の結晶であると同時に、絶えずお子様を励まし温かく育んでこられました保護者の皆様方の薫陶のお蔭でもあります。このような頼もしい若人の姿として実を結びましたことに、心から敬意とお祝いを申しあげます。

卒業生の皆さんは「智・徳・体を修め、社会に奉仕する人材の育成」という建学の精神のもと、日常の勉学や部活動に全力で取り組み、日々自らを鍛え、そして成長し、本日、晴れて卒業の日を迎えました。これは、もちろん、一人ひとりの努力の結果であります。

しかし、同時に先生方、先輩、後輩、友人、今まで出会ったきた全ての方々のお陰でもあります。特に保護者の皆様におかれましては昼夜問わず、時には厳しくまた温かく愛情を持って皆さんのことを励まし支え続けて来られたことでしょう。卒業という大きな節目の本日、心から感謝の思いを告げてほしいと思います。そして、明日からは新たなる道で、一層の精進を積み重ねてくれることを期待します。

今、皆さんが飛び立とうとしている未来社会はAI の急速な進化、技術革新に伴い、人の働き方や生き方を含めた社会全体の構造までが激しく加速度的に変化しています。

また今回のコロナ禍が社会全体に与える影響も計り知れません。経済が停滞している上に、原油、食料品、生活用品等の物価のみが上昇する、いわゆる「スタグフレーション」と呼ばれる、悪いインフレ状態に近づいていると言われています。

このコロナウィルスにより長期間の休校が続き、学習活動、学校行事、クラブ活動と皆さんの高校生活全体に与える影響はあまりにも大きかったと思います。

私たちは、毎日、学校で授業を受け、部活動に汗を流し、クラスメートと共に過ごすことを特別なことと思っていませんでした。今回のコロナ禍の中で、日常の学校生活を送れることのありがたさを痛感しました。皆さんは日々感染予防に努め、いろいろな制約の中でも、それぞれの目標に向かって精一杯頑張ってきました。皆さんは、大きな困難を乗り越え、今日の日を迎えました。

しかし、今後も厳しい時代を生きる皆さんであるからこそ、最後に伝えたいことがあります。

目標や物事を達成するためには、まずは心からそう願い、そう思い続けることです。思わなければ叶う事、達成する事もありません。人の心の持ち方が人の人生を現実へと形作っていく。すべての始まりは、強い思いです。そうありたいと願望する事が何よりも大切です。その思いが種であり、人生という大きな庭に根を張り、幹を育み、そしていつしか花を咲かせます。

心が呼べば、自分に近づき、心呼ばずして、自分に近づいてくるはずはありません。この生き方の本質を大切にして下さい。

皆さんがこの浪商高校で流してくれた涙や汗、元気いっぱいの声、勇気を与えてくれた笑顔、君たちが残してくれたものすべてが浪商高校の財産であり、私たちの宝物です。どうかいつまでも強くそしてやさしい心を持ち、元気に活躍してくれることを祈っています。

 

令和4年2月5日 大阪体育大学浪商高等学校 校長 工藤哲士

スクールライフ⑫ 令和3年 3学期始業式式辞

2022.01.08

平素は本校の教育活動にご理解とご協力頂き誠にありがとうございます。

令和3年度 3学期 始業式 式辞

 生徒の皆さん、新年あけましておめでとうございます。いよいよ本日から3学期がスタートします。中学3年生は高校入試に向けて、高校3年生は共通テスト、私立の一般入試、国公立の二次試験と最後までしっかり頑張ってください。また1、2年生は、学年の仕上げの学期です。それぞれの課題に取り組み、今年の目標を成し遂げ、1年間を締めくくってください。

皆さん、ご存知の通り、感染症が今まで以上のスピードで拡大しています。後ほど保健部、担任の先生からも具体的な諸注意があると思いますが、今まで以上に感染防止対策のご協力を宜しくお願いします。

令和3年12月25日の午後 外部の方から1通のメールが届きました。本日はそのメールを紹介させて頂き、私からの終業式の挨拶とします。

昨日、JR に乗っていたところ満席で4人掛けの席に貴高のサッカー部員4人が座っていました。そこへヘルプマークを付けたおばあちゃんに ……。 照れくさそうに席を譲ってあげていました。それも4人全員が立って。素晴らしい子たち!高校生なら当たり前かもしれないけれど嬉しくなりました。
なかなか勇気が必要ですし、周囲には座ったままの知らん顔した大人や高校生もいましたから。どうかいっぱい褒めてあげて下さい。メンバー4人も含めサッカー部の活躍をお祈りしております。

電車の中、また社会も学校の中も同じだと思います。自分の事を大切に考えられる人になることも大切です。しかし、いつも自分中心にばかり物事を考えるのも良くないと思います。常に周囲を見渡し、困っている人がいれば手助けできる人になってほしいですね。クラブの中、教室の中でも同じですよね。ただ関わることで様々な事件や被害等に巻き込まれる危険性もあるため難しい時代ですが…。

今回のメールをみて、君たちには絶対に「知らん顔した大人になってほしくない」「知らん顔した高校生」にはならないでほしいと感じました。座席を譲ってくれた4名のサッカー部員の皆さん、君たちの勇気を持った行動とやさしさに敬意を表するとともに心から誇りに思います。

 

工藤

スクールライフ⑪ 新年あけましておめでとうございます

2022.01.01

新年あけましておめでとうございます。

謹んで新年のお祝辞を申し上げます。旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

今年も教職員一同、誠心誠意努力していく所存です。保護者の皆様、地域の皆様方におかれましては、引き続きの

ご支援、ご協力を宜しくお願い申し上げます。

また新型コロナウィルス感染症の一日でも早い収束を願うとともに、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上

げます。

令和4年1月1日 初日の出(雲の合間からようやく見えました)

 

2022年 元旦  大阪体育大学浪商中学校・高等学校  校長 工藤 哲士

 

スクールライフ⑩ 第37期 生徒会役員任命式

2021.12.27

平素は本校の教育活動にご理解とご協力頂き誠にありがとうございます。

掲載が大変おそくなり、申し訳ありません。

令和3年11月29日(月) 第37期 生徒会役員任命式を校長室で実施しました。

今期は陸上部、柔道部の皆さんが中心となり、生徒会役員に立候補してくれました。

任命式では会長、副会長、書記、会計、一人ひとりに生徒会役員としての抱負を述べてもらいました。

生徒の皆さんと先生方、そして学校全体が協力体制を整え、浪商中高を笑顔溢れる学校にしていきたいと

思います。第37期 生徒会役員の皆さん、宜しくお願いします。

 

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