2学期終業式講話

2013年12月21日

本日で第2学期が終了します。小さなトラブルはありましたが、浪商高校全体として大きな事故もなく大過なく無事終えたという点は、先生方並びに生徒諸君のお陰であると感謝しております。

きっと、皆さんの方がよく知っていると思いますが、YahooのHPの中に無料アプリのLINEについて記載されていましたので、その話をしたいと思います。
携帯を通じてメールやフェイスブック、LINEなど流行しているコミュニケーションツールがありますが、特に、利用者15000万人と言われるLINEの急激な普及のお蔭でコミュニケーションの作法が大きく変化してきたのは間違いがないところです。
実は、私も個人と教え子の2つのグループでLINEをやっていますが、その特徴は、送ったメッセージを開いた時点で、何時何分に「既読」したかどうかわかるシステムです。また一方送られた方も一端開いてしまうと即、相手に「既読」が伝わってしまい、現時点では「既読」をもとに戻す設定はないので不都合な場合もあります。

LINE世代、若者の特徴として「断りの返事をしない」傾向が非常に多い。
例えば「明日の日曜日、一緒に買い物に行こうよ」と誘いがあったとしたらOKであれば「どこで、何時に待ち合わせ?」などの返事が来るけれど、駄目なときは「ごめん、その日は予定があって」と普通は返事をするのですが、駄目なときは返事を返さない時が圧倒的に増えてきている。

そもそも、断る行為そのものは気が重い行為、相手に嫌な思いをさせたくないし自分も悪者になりたくない。いずれにしてもなるべくなら敢えて返事をして断るまでのアクションを起こしたくない。返事の文を書くのも、返信も面倒くさい。
そこで、先ほど言った「既読」しながら「スルー」する。あまりにも便利な「既読スルー」=断る便理性に多くの若者が慣れてしまい、このことがLINEに限らず前向きなら返事はするけど後ろ向きなら返事をしないことが、現代のコミュニケーションにおいて日常的になりつつある。

学校生活や社会生活においても既読スルーの兆候がみえて憤慨する大人もいる。例えば、最近君たちの中にも、こちらから挨拶をしても挨拶を返さない人がいる。挨拶することが面倒なのかどうかわかりませんが、挨拶は形式だけでなく、最初にお互いを人として認め合う大切かつ必要な行為であり、LIMEとは違う。

また、近年の情報化社会の中、LINEで嫌なことに対しスルーする方向で射幸心(労せずに利益を得ようとする欲心)を煽る傾向もあります。次の例は、心身共に健康な若者にとって由々しきキャッチです。
 ①無理をしない方が良い。
  無理をしないと結果的に無理が出来なくなる。筋肉と同じです。ストレスに対  する耐性落ちていく。
 ②頑張らなくてもうまく行く。頑張らない方が良い。
  スポーツでも学習でもやれる範囲で何事も実践しないと成長は全くありませ   ん。
 ③楽しいと思うことを見つけよう
  自分が達成感や幸福感を、即ち楽しさを感じるのは、過去との相対評価によっ  て自分の成長を実感、そして初めて「楽しい」と感じるのです。
  これは学習にも通じます。少し前まで解けなかった問題が、努力した結果。解  けるようになった時に、喜びを感じます。努力もせず目標を達成した過去がな  い人は楽しいことが限定される。幅広く「ひたむきに」頑張ってきた人が何事  も楽しいと感じるのです。
 ④心の底からやりたいと思えることだけやればいい。
  何か目標があり、それを達成するためには、失敗を繰り返しながら、かなりの  努力が必要になります。「ここは踏ん張ろう」とか「少し無理してでも乗り切  ろう」と考える人が減ってきているように感じます。
  バランスは大切です。頑張り過ぎてもダメですが、頑張らないと結果は出ませ  ん。こう言ったフレーズが流行ることに、危惧を感じます。
  若い君たちは、試行錯誤を繰り返しながら、苦しくても目標を達成していく気  概と努力が必要だということを終業式の訓示とします。
 
次に、皆さんに報告することが2つあります。
一つは、生徒から見た授業アンケートを1・2年生に実施してもらいました。今、整理し、分析しているところですが、皆さんの殆どの人が真摯に記入したことに対して、やるときはやる、さすが浪商生と思いました。3学期の始業式に考察を加えた結果を先生方と皆さんに提供しようと思います。

二つ目は、1・.2年の集会で自己決定能力の話をしましたが、その翌日の朝に生徒会執行部が、生徒会顧問の了解を取ったうえで、校長室に生徒アンケートの全てと纏めたものを持ってきてくれました。生徒会自ら積極的に全生徒のニーズを伝える行動を起こすことは素晴らしいことだと思います。
皆さんが記入したアンケートを再度読み直し、要望も理解しました。また、学校自己診断に記入したアンケートについても同じです。学校として、皆さんの意見を聞き可能なことはできる限り可能なことはやっていきます。
要望と現在できる回答については、この後、教頭より報告してもらいます。

さて、今の時期3年生は進路が決定した人、未決定の人がいると思いますが、まだまだこれからです。又、2年生はこれから自分の進路を真剣に取り組んでいかなければなりません。1年生は、入学したと思えば、もう後3か月あまりで4月には下級生が入学してきます。

それぞれの学年で状況は違いますが、後1週間少しで、新年を迎えるわけです。生きていく上には竹に節があるのと同様最大の時の節である行事がお正月かもしれません。
「1年の計は元旦に有り。」とも言います。若い皆さんが大きな夢を抱く出発の年馬年です。新年に是非大きな夢を持ってください。小さな失敗に嘆かず、君達の時代の失敗は全て将来に生かされます。今は、全てに、前向きに取り組むことが最大の使命です。己の歩む人生のため頑張ってください。

以上持ちまして2学期終業式の講話を終わります。

『学校診断』結果のお知らせ(平成25年12月21日)

  年の瀬を迎え、皆様におかれましては、ご健勝のこととお喜び申し上げます。
  
  さて、先日お願いいたしました『学校診断』のアンケートにご協力いただき、 誠に有り難うございます。集計結果が出ましたので、生徒用と併せてお知らせい たします。学校診断の目的は、普段の教育活動が、正常に機能しているのかを見 極め、改善すべきところを改善してゆくことにあります。
  
  このアンケート結果や自由記述欄の貴重なご意見を真摯に受け止め、今後の教 育活動の改善に努めていく所存です。従前にも増して、本校の教育活動にご理解 とご協力の程宜しくお願い致します。

  なお、集計結果につきましては、学校HP「保護者の皆様へ」に掲載しており ますので、ごらんください。

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