令和6年度 7月20日(土)1学期終業式 挨拶
2024.07.20
令和6年度 1学期終業式 式辞
おはようございます。皆さんの協力のおかげで本日、1学期の終業式を無事に迎えることができました。ご協力ありがとうございました。
今日は1学期の始業式で皆さんに伝えたことをおさらいしながら、1学期の振り返り、そして夏休みの過ごし方について考えたいと思います。
目標というものをどう考えるか、どう組み立てて、どのような過程を経て、どう達成していけるのか。
「思考の整理」の仕方が大きなポイントであること。その一例として、大谷選手が高校一年生の時に考えた「マンダラート」について紹介しました。
(※ 体育館前方のスライド参照)
マンダラートは中心のマス目に達成したい目標を書き込み、周囲はその目標を達成するための課題を埋めていく方法です。
可視化、見える化することにより、課題、問題が明確になり、目標達成までのプロセス、自分が取り組むべき具体的な行動も明確になります。
校長室にはホワイトボードが何枚かおいてあり、平素から「今すべきこと」、「今後、取り組むべきこと」を確認、共有できるよう可視化し、見える化するようにしています。
また、マス目81個は多すぎる。沢山のマス目にプレッシャーを感じてしまう場合は、欲張らずに9つのマス目からスタートしてはどうでしょうか。(※ 体育館前方のスライド参照)
一つの大きな目標を達成させるための8つの小さな目標、取り組みを考えてみてください。「思考の整理」に繋がっていくはずです。
これも1学期の始業式で話しましたが、成功している人の3つの共通点を覚えていますか?
1 「思考の整理ができ、行動力がある人」
2 「発想力、柔軟性、コミュニケーション力、調整力がある人」
3 「失敗しても諦めず、成功するまで続ける人」
最後になりましたが、夏休みは皆さんにとって、ひとまわりもふたまわりも大きく成長できる貴重な期間です。
逆に言えば、ひとまわりもふたまわりも大きく後退してしまう恐れもある期間とも言えます。
特にSNSに関するトラブルは学校、日本だけではなく、世界的な社会問題になっています。
誘惑に流されず、また利用方法については十二分に注意し、皆さんにとって充実感ある、達成感ある夏休みにしてくれることを期待しています。
大阪体育大学浪商中学校・高等学校 工藤 哲士