三学期終業式 講話

2014年03月28日

おようございます。先ず、3年生の卒業証書授与式が滞りなく挙行されたことをお伝えします。いま、体育館には、2年生と1年生の2学年。3年生が去ったあと、少し寂しい気持ちがしますが、4月には新しく後輩が入学します。
 
「会うは別れの始めなり」と言うけれど、出会いがあれば、そこには必ず別れがある。百の出会いがあれば百の別れがある。別れがあるからこそ出会いを大切にする。千利休 (安土桃山時代の茶人)も言った「一期一会」これは、人と人との出会いは一度限りの大切なものといった意味を指しています。

「1年、2年と留年、単位不認定の生徒を呼び出し、保護者とともに申し渡しを行ないました。非常にショックを受けた親御さんと本人、その顔を見ているのが辛かったですが、制度として高校には留年の制度があります。」複雑な事情があって単位を落とした生徒もいますが、一方怠学が主な原因だと思います。普通の高校生活と勉強に関して少しの努力をすることによって、留年することはありません
勉強は何のために
①人類の文化・文明・歴史を学ぶ、具体的には知識、技能を学び 
②将社会生活をスムーズに過ごせるように 
③社会生活を送る上で考える力、創造力、企画力、持続力など、筋道立てて考える力が身につく。

しかしながら、現実的には、単位取得という命題があります。また、受験という関門もあります。試験で点を取る力をつけることも要求されるのも事実です。そういったことでは、今年の卒業生の進学、国公立の和歌山大学・鳴門教育大学、また、現役で同志社、龍谷等にも合格しています、頑張れば関関同立レ ベルの大学へも進学できることを先輩が証明してくれています。

学習について関係する朝日新聞記事がありましたので、ここで紹介します。
「人物本位入試は『育ちの良さ次第』大学の力も衰える」といったタイトルです。
受験戦争や受験地獄また、学歴偏重社会という悪いイメージ言葉の存在、また最近では、大学入試や就職試験の際、人物本位、人間性が良ければ、勉強が出来なくても良いのではといった風潮がまかり通っていることがあります。それに敢えて反論した意見でした。「試験と言う客観的な指標で最高点を取った人間が社会で最も求められる人材となる。」と言った結論です。

福沢諭吉の「学問のすすめ」には「学問をがんばり、物ごとを知る人は社会的な地位が高く富める人になり、学ばない人は貧乏で地位の低い人になる」とある。生まれ育った家族や地域で人を評価するのではなく、努力して勉強した人が世の中の指導的立場に立つというのが学歴主義です。努力主義と言い換えたいくらいです。

基本的に本を通じて身につけられる知力は、最も経済格差などの影響を受けにくく本人の努力が反映されやすい。例えば音楽が主な入試科目とならないのは、幼少時の環境や教育に左右される面が大きいスキルだから。点数評価の入試を勝ち抜いた人は「受験エリート」「ガリ勉」と呼ばれ人間的に問題があると思われがちです。しかしながら、多くの企業では面接官に本人の出身大学を伝えずに選考させているが、結果的に偏差値の高い大学出身の学生が採用されることが多い。試験で良い成績を取るための努力が、曲がりなりにも社会で有用な人材の養成に繋がっていることの表れだと言った意見でした。

最近企業では、大卒を採用する場合、どこの大学出身と同時に入学の方法を聞くことが多々あるそうです、例えば、指定校推薦・AO入試・特別推薦等々、要は、一般入試で入学した学生の学力が高い、最後まで入学試験に向けて頑張った学生を取りたいからです。大学に入試も安直に楽な入り方をすると将来への影響もあります。更に、ヤフーのトップ画面に「企業が就職活動で成績を求める」と言う記事が載っていました。日本の企業は成績表の提出は内定を出した後か最終面接の前が多かったのですが、一流の多くの企業が学生に成績を登録させ事前に見ることができるようになった。その理由は「組織に属すると、特に最初のうちは、やりたい仕事ばかり任せるわけには行けない、やりたくない仕事だけれどやるべきことにどう対応できるかの判断材料にする。」とコメントしています。学習がいかに大切か、全てではありませんが、人物評価に近い形で成績を見ていくことかなと解釈します。

まだ1・2年生にも時間はあります。今から入れるところではなく、自分が入りたい進路へ向けて精一杯努力してください。春休みは1ヶ月弱ありますが、一度自分の高校生活を次年度に向けてじっくり考えてください。

卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
本日の卒業は義務教育が終わったという、大きな区切りですが、この後は、高校、大学と全て自分の意思で教育を受けるステージであり、義務で教育を受けるのではないということをしっかり覚えておいてほしいのです。

また、第四十三回卒業証書授与式を挙行するにあたり、何かとご多用の中、学校法人浪商学園理事長、野田賢治様はじめ、多くのご来賓の方々のご臨席により、この卒業式に一段と花を添えていただき、高いところからではございますが、心より御礼申し上げます。来賓の方々のご紹介は、後程させていただきます。

次に、保護者の皆様に申し上げます。本日は早朝より多数おいでくださり、誠にありがとうございます。三年前皆様の大切なお子様をお預かりいたしまして、ご期待に添うよう教職員一同が一体となって教育してまいりました。
この間、本校の教育活動に格別のご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございました。これまでお子様を育ててこられた保護者の皆様には、感無量のものが、おありかと推察いたします。先ほど表彰いたしましたように、皆勤賞をはじめ,この間様々な団体から表彰されるなど、いろんな分野で活躍・努力してくれて心強い限りだと思っております

これから子供たちはそれぞれの道を歩き始めますが、時には壁にぶつかりスランプに陥って悩むときもあろうかと思います。そんな時はいつでも母校を訪ねていただきたいと思います。中学時代は心身ともに大きく成長する時期でありますが、あり余るエネルギー故に、時にはご苦労もおありになったことと存じます。本日の卒業と言う栄誉は、お子様の努力の結晶であると同時に絶えずお子様を励まし、温かく育んでこられました保護者の皆様方の薫陶のお蔭でもあます。このような頼もしい若人の姿として実を結びましたことに対して、心から敬意とお祝いを申しあげます。

  • 大阪体育大学浪商中学校
  • 大阪体育大学浪商高等学校