新入生の皆さん、保護者の皆さま ご入学おめでとうございます

 

今日から新入生の皆さんは、浪商中学・高校の一員になりました。生徒・教職員一同 皆さんの入学を心より歓迎いたします。

 

また、大阪体育大学浪商中学校・高等学校への入学を祝して、お忙しい中、多くのご来賓の方々にご臨席を頂きました。高い所からではございますが厚くお礼申し上げます。

 

さて、本校は今年で創立94年目を迎えました。建学の精神である「智・徳・体を修め、社会に奉仕する人材の育成」をバックボーンに、教育活動を行っております。「智・徳・体を修め」の「智」ですが基本となる知識の上に、それを活用する智恵を身につけてほしい。次に徳ですが、いろいろな要素がありながらも1つに絞れば、しなやかで強い心を持ってほしい。3つめの体は、体力・持久力をつけてほしい。この3要素をこれからの3年間で、自ら鍛え磨いてほしいという願いがこもっています。私たち教職員一同は、授業、部活動、学校行事を通して、時には厳しく時には優しく、皆さんをサポートしていきます。後段の「社会に奉仕する人材」ですが、この奉仕するという言葉から、どのようなイメージを持ちますか。自分を犠牲にして、何かに尽くすというような感じがしませんか。しかし、奉仕とは自分を犠牲にすることではありません。人の役に立つ何かを一生懸命することで自分を生かし、同じ時代を生きる仲間として社会に受け入れてもらうことにつながります。そのような人材を育成したいと考えています。

 

また、個人差はありますが、中学生になった皆さんは思春期の入り口に、高校生になった皆さんは思春期の真っただ中にいます。思春期というのは体と心が大きく変化する時期です。その変化に戸惑い、自分が人からどう見られているのかすごく気になったりします。同時にこれまで受け入れていた価値観に疑問を持ち、自分の価値観や世界観へと再構成する時期でもあります。この過程で周りに対する反抗と、誰にも理解されないという孤独感が生まれます。その一方で他者に対する甘えや依存、仲間と群れたい集団欲求も強くなります。両極端の気持ちをあっちに行ったり、こっちに行ったり振り回される感じです。このように大変な時期ですが、大変な時期だからこそ今後の人格形成にとって大切な時期と言えます。

 

この大変で大切な時期を乗り越えるにあったて、皆さんに覚えておいてもらいたいことが3つあります。1つめ、「失敗を恐れないこと」新たなことに挑戦しないと道は開かれません。しかし新たな挑戦の多くは失敗します。2つめ、「失敗を次につなげる」失敗から学ぶことが、謙虚な気持ちがあなたを成長させます。3つめ、「自分と他者は違いがあって当たり前」集団生活する中では、意見の違いによりすれ違ったり、衝突したりすることがあります。最終的には互いの違いを認め合い、適度な距離を取ることが集団の中で生活する上での解決策です。

新入生のみなさんには、一回りも二回りも大きく成長して卒業されることを願っています。

 

最後になりましたが、保護者の皆さまにはお忙しい中と思いますが、今後も懇談会・授業参観・各種説明会等には学校に来ていただき、学校でのお子様の様子を見たり、聞いたりしていただきたいと思います。また、保護者の皆様とはコミュニケーションを取りながら、信頼関係を築き、お子様の教育に当たりたいと思います。本校での教育活動にご理解とご協力をお願いいたしまして、入学式の式辞といたします。

 

平成27年4月7日

大阪体育大学浪商中学・高等学校

校長 清水俊彦

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