1学期終業式 式辞

2017年07月20日

皆さんおはようございます。本日1学期の終業式を迎えました。この3か月半ほどを振り返り、比較的自由時間の多い夏休みに生かし、有意義に過ごしてもらいたいと思います。

さて、今日は「未来に生きるチカラ」というタイトルで話をします。中学生には少し難しい言葉も出てきますが、よく聞いてください。

 

20年ほど前から、未来の社会は知識基盤社会になる、人口減少が進み少子・超高齢社会になる、高度情報化社会になる、グローバル社会になると言われてきました。これは現在進行形で、これから先の皆さんが社会で活躍するころには、一層進み今とは大きく変わった社会になるであろうと予測されています。そのような時代を生きていくには、どんな力を身に着けておく必要があると思いますか。学歴or資格、基礎学力or専門知識、体力or耐力、英語力or日本語能力、勤勉さor大胆さ、努力or才能でしょうか。

溝上慎一さんは「自律エンジンを持つこと」と言っています。この方は京都大学の教授で、いち早く大学の講義にアクティブラーニングの手法を取り入れ、伸びる学生の調査研究をしています。溝上さんは「どんな高校生が大学・社会で成長するのか」という本の中で、次のような高校生がその後成長すると言っています。「授業外学習を積極的に行っている」「課外活動を積極的に行い、良好な対人関係を築いている」「自分の将来に向けたキャリア意識を持っている」です。これらのことを積極的に行える気持ちを自律エンジンと呼んでいます。

また、溝上さんは自律エンジンをもって入学してくる学生は、出身高校や入学した大学の偏差値にかかわらず、次のような特長を持っていると言います。➀他者理解力「人の話を聞くことができる、自分とは異なる意見や価値を尊重することができる」、➁計画実行力「計画や目標を立てて日々を過ごすことができる、時間を有効に使うことができる」、➂コミュニケーション/リーダーシップ力「他の人と議論することができる、リーダーシップをとることができる」、④社会文化探求心「社会の問題に対して分析したり考えたりすることができる、異文化や世界に関心を持つことができる」

未来を生きる力のもとは、皆さんが「今・ここ」を精一杯生きることです。そこでそれぞれの自律エンジンを育むことです。今あなたの自律エンジンは何馬力ですか?

  • 大阪体育大学浪商中学校
  • 大阪体育大学浪商高等学校