校長日記~スクールライフ~

令和6年度 3学期 修了式 式辞(3月19日)

2025.03.19

令和6年度 3学期 修了式 式辞(3月19日)

中高生の皆さん おはようございます。皆さんの協力のおかげで、令和6年度の修了式を無事に迎えることができました。一年間ありがとうございました。

あわせて2月1日に高校の卒業式、3月8日に中学の卒業式も無事に終えることができましたので、報告しておきます。

卒業した中学高校の3年生には「全員がマスクを着用しての入学式にはじまり、コロナ禍による制限がある中、学習活動、学校行事、クラブ活動に積極的に取り組み、特に最終学年ではリーダーシップを発揮し、学校全体を盛り上げてくれたこと」「浪商で流した涙や汗は学校の財産であり、我々の宝物であること」「人との出会いにはそれぞれに意味があり、皆さんが経験してきたことすべてに価値があること」などの話をさせて頂きました。

それらは皆さんについても同様です。1年間の様々な出会いに感謝すること、また皆さんが取り組んできたことはすべてに価値があります。良い部分もあれば反省すべきことも沢山あった1年間を振り返り、次のステップにつなげる。更にその価値が高まるかどうかは自分次第です。

夢には大きく分けて三つの意味があります。その三つはそれぞれが関連しています。「一つ はかない空想」 「一つ 現実に近い目標」 「一つ 睡眠中の幻覚」。

はかない空想を心から温め続けると、やがて現実に近い目標へと切り替わります。その目標に向かって日々、具体的な努力が繰り返されると、思いは強まり、やがて睡眠中にも登場してきます。

願えば叶い、願わなければ何も叶うことがありません。まずははかない空想でも思い描くことが大切です。

はかない空想からスタートすることで、1学期の始業式、そして終業式にも話をした「マンダラート」という目標の設定の仕方、思考の整理、考え方に繋がっていきます。

この3月は新しい気持ちで4月を迎えるための準備期間です。失敗は失敗として、反省は反省として、自分の中でしっかりと消化し、前に前に進んでいくことが大切です。

最後になりましたが、今年度も残り少ない日数となりました。この大きな節目である今、最後の締めくくり方を大切にしたいですね。

そして4月には「どんな一年になるかではなく、こんな一年にしたい」 「いける学校ではなく、行きたい学校に行く」そういう決意を持った皆さんと始業式で会えることを楽しみにしています。

 

 

令和6年度 浪商中学校 卒業式式辞

2025.03.08

令和6年度 中学校卒業式 式辞

まだまだ肌寒い中にも、温かい日差しの温もりを感じ取れる季節になってきました。雪解けから新たな生命が宿る春、希望の光がさしこむ春、出会いと別れ、一抹の寂しさを覚える春がやってきました。

卒業生の皆さん、保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます。本日、第54回大阪体育大学浪商中学校の卒業式を挙行できますことは、卒業生はもとより、教職員、在校生、関係者一同にとりましても大変大きな喜びであります。ただいま31名の皆さんに卒業証書を授与いたしました。今日は皆さんにとって大きな区切りの日となります。義務教育の期間を終え、今後は自らの意思で歩むべき道を選択し、それぞれの人格の形成を目指すこととなります。

保護者の皆様、3年前、大切なお子様をお預かりし、ご期待に添えるよう教職員一同、一体となって教育を進めてまいりました。この間、本校の教育活動に格別のご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございました。今、晴れやかに巣立つお子様の英姿を目の前にされ、幼いころからの生い立ちを思い出されるなど、感慨もひとしおのことと存じます。このように立派に成長を遂げられましたのは、絶えずお子様を励まし温かく育んでこられました保護者の皆様方の薫陶のお蔭であります。このような頼もしい若人の姿として実を結びましたことに、心からの敬意とお祝いを申しあげます。

今、振り返ると、入学前後に経験したコロナ禍の影響が残る中、大きな不安を抱いての入学だったと思います。初々しい姿で大きなカバンを背負い、全員がマスクを着用しての入学式は今も記憶に残っています。卒業生の皆さんは本当にたくましく立派に成長されました。

期待と不安を胸にスタートしたオリエンテーション、その後、校外学習、文化祭における学習成果発表、体育祭、民泊体験、耐寒登山、球技大会、修学旅行と一つ一つの行事を通して、仲間との交流も深まり、皆さんの笑顔とともに学校全体に活気が戻ってきました。

ようやく平常化した様々な行事における皆さんの活躍、また今年度も複数のクラブにおいて全国大会で優勝、入賞するなど素晴らしい実績、成果も収めてくれました。  皆さんは制約があった時期も乗り越えながら、それぞれの目標に向かって精一杯努力を続け、大きな成長と成果を遂げ、今日の日を迎えてくれました。

皆さんが今まで取り組んできたこと、すべての経験には価値があります。そして、皆さんが今まで巡り会えた人、数多くの出会いのすべてには意味があります。自分を信じ、他者を認め、尊重できる心を育み、一歩一歩自らの人生を切り開いていく。人と人との繋がり、協力、支えがあり、私たちは社会生活を営むことができています。時代は変わっても変わらないもの、忘れてはいけないもの、目に見えないものをこれからも大切に育み続けてくれることを切に願っています。

最後になりましたが、皆さんの未来は前途洋々とした可能性が広がっています。また「智、徳、体を修め社会に奉仕できる人材」へと更に成長を続けてくれることを願っています。知識、教養を養い、道徳心、倫理観を磨き、強い身体とやさしい心を持ち、次のステージにおける活躍、飛躍を心より祈念し、卒業式の式辞とさせていただきます。

 

令和7年3月8日 大阪体育大学浪商中学校  校長 工藤哲士

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