2学期終業式 講話

2014年12月20日

○ おはようございます。毎日自転車で、雨の日も風の日も寒い日も、熊取駅からきちんと左側通行しながら通学する姿をみて、皆さんは凄いなと思います。

以前にある高校の1年生が国道の歩道のループを自転車に乗ったまま、恐らくスピードを出しすぎ、折かえしの踊り場から転落し死亡したことを思い出しました。

登下校の自転車通学、特に下校時、今は時期的にも夕刻は暗くなり、更に下り坂については非常に危険を含んでいます。横を向いて友達と話をしたり、携帯メールをしながら自転車に乗るのは、自分だけでなく子供やお年寄りとの衝突によって他者へも巻き込む大きな事故も想定されます。本当にくれぐれも気をつけてください。

 

○  2学期の成績ですが、結果が良い人はいいけれど、何らかの原因で成績が芳しくない生徒は勉強をおろそかにしていませんか。授業の大切さ、勉強の重要性については常に先生方から指導を受けていると思います。

数年前の浪商の卒業生に、高校時代やり残したことは何かと聞くと「もっと勉強しておくべきだった。」と大概の人から、同じような答えが返ってきます。勿論、生涯学習と言う言葉があるように、意欲があれば一生のうち自分がやりたいなと思う時期に学習することも良いことですが、一般的には基礎基本を学ぶのは高校時代が最後の学習機会なのです。

高校を卒業して、直ぐに就職する人も、大学へ進学する人も数年後に必ずみんな就職するわけです。

よく考えて下さい。日本型雇用形態であった終身雇用・年功序列の見直しなど急激な変化が起こっています。

現状は、全労働人口6400万人のうち非正社員(アルバイト、パート、派遣、契約)は約2000万人 およそ3分の1です。 理由として企業は人件費を抑制したいので正社員として中々採用しない。また、雇用される側も家庭の事情や他の活動と両立したいとか、組織に縛られたくないなど、多様な考え方も一因になっています。

若い派遣社員の90%以上が、後で気づき正社員なりたいと思いを巡らすのが常です。

高校卒業してアルバイト・アルバイト、大学を卒業してアルバイト・アルバイト、これでも生活していけます。しかしながら、ある調査によると、正社員の生涯賃金は22歳から60歳まで2億1500万。フリーターは5200万円とも言われています。給与格差、福利面での格差については、同じ仕事での格差を解消する必要がありますが、解消するまでに時間がかかります。自分で切り開くことも必要です。ということは、本分をきちっと日頃からやっておく。就職、進学に備えて自己防衛、自己対策と同時に社会状況を把握することです。だから、今、やるべきことはしっかりとした高校生活を送ることです。

 

○  数年前から授業を大切にしようと、管理職による授業参観、研究授業、生徒からの授業アンケート、授業規律遵守など授業についての改善を行ってきました。そういったことも多少影響し、学習することは大事なことという意識が芽生えた生徒も増えてきました。

その結果の一例が、大学受験の成果にも表れてきています。

過去10年ほど前の本校の大学受験結果を調べると2年から3年毎に1名が国公立大学合格する状況でしたが、昨年は鳴門教育大学と和歌山大学へ2人、本年度は、まだ途中ですが、和歌山大学2名 和歌山医大へ2名と既に国公立へ4名合格しています。近大へも3名合格したと聞いております。スポーツだけでなく勉強もやればできることを証明してくれました。スポーツも勉学も自信を持って頑張ってください。

 

〇 別件ですが、来年1月14日にみなさんの大先輩である、人間浄瑠璃の太夫である「竹本住大夫さん」が来校され皆さんに語って頂く会を開催します。テレビや新聞でも騒がれ、見た人もいるかもしれませんが、人間国宝に認定され、今年、文化勲章を受章されました。

演劇、音楽、工芸技術その他の無形の文化的所産で我が国にとつて歴史上又は芸術上価値の高いものの内、重要なものを重要無形文化財として国が指定する。その重要無形文化財保持者を指して人間国宝と呼びます。

また、文化勲章(ぶんかくんしょう)は、科学技術や芸術などの文化の発展や向上にめざましい功績のある者に授与される日本の勲章で、1937年に制定以来、現在までわずか約370名が受賞されているだけです。

こんな素晴らしい先輩を輩出した浪商に君たちは誇りを持っていただければなと思っています。

みなさんの大先輩の竹本氏は野球部に入部したかったが、足が遅くてできなくバレーボール部に所属した。また、皆さんがご存じのコブクロの黒田さんも卒業生ですが、本校野球部でレギュラーになれず、途中で柔道部に転部しました。

運動部に属して、レギュラーでもなく、記録も持ち合わせていない生徒が殆どだと思います。でも、部活動で頑張っていくことが将来、様々な分野で大きく飛躍することを、お二人が示してくれています。

〇 養護教諭・技能員の人事異動について

 

〇 次に2年生の勇気ある行動を紹介

電車の中で中年男性に絡まれている女子中学生を助けた。女子中学生の保護者から学校へお礼の電話がありました。勇気ある行動ですが、十分に注意してください。

○  最後に、今年いい年だった人も、いやな年だった人も、未来に希望を持って来年2015年は皆さんが良い年であることを祈願して、終業式の挨拶を終わります。

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