1学期始業式 式辞

2016年04月07日

昨日入学式が行われ、中学・高校とも新入生を迎えました。新2、3年に進級した皆さんも、今日から新たな1年が始まります。昨日までの良かったことも、悪かったことも、一端リセットして新しい学年のスタートを切ってほしいと思います。

 

さて、今日は年度当初に当り、「やっぱりマインドセット(心構え)が大切!」ということを二人の先輩を例にお話しします。

 

1人目はT.M君です。彼は現在30歳、地元熊取中学から浪商高校に入学します。野球部に所属し、1年の秋からエースに抜擢され、秋の大阪府予選で準優勝、近畿大会でベスト8に入り、第74回選抜大会に出場します。高校卒業後、大阪体育大学に進学、野球部に所属します。3年の時、阪神リーグで優勝し、全日本大学野球選手権に出場、5試合すべてに抑えの投手として登板し、優勝に貢献します。この時、MVP(最優秀選手)にも選ばれました。大学卒業後は、ドラフトで読売ジャイアンツに1位指名で入団、プロ野球選手になりました。しかし、巨人では一軍での登板はなく、3年後戦力外通告を受けます。その時トライアウトに望みをかけ挑戦、インディアンズから声がかかり、マイナー契約を結びます。単身渡米し、マイナーで実績を積みます。昨年冬、金本新監督率いる阪神タイガースから声がかかるが断り、インディアンズと契約し、今年になってメジャー昇格が決まりました。

 

 

もう一人はS.Oさんです。彼女は現在25歳、和泉中学から浪商高校に入学します。陸上部(長距離)に所属し、コツコツ練習に励みますが、全国大会には出場できませんでした。高3の冬、都道府県対抗女子駅伝には、大阪チームのメンバーに選ばれました。高校卒業後、大阪体育大学に進学、陸上部に所属します。大学で花開き3年の時、高校時代には足元にも及ばなかった全国インターハイ上位者を抜いて、日本インカレ1万メートルで優勝します。その年の冬、第30回都道府県対抗女子駅伝の2区を走り、大阪チームの優勝に貢献します。大学卒業後はダイハツに入社し、実業団の陸上部員として頑張っています。

 

2人に共通するのは、脚光を浴びる時期を経験する一方で、故障や伸び悩みの辛い時期も経験したこと。脚光を浴びてる時は驕らず、辛い時期も下を向かずに前を向いていたことです。そのようにできたのは、自分の競技人生に対して、しっかりとした心構えがあったからだと思います。

 

みなさんにも、良い時も、悪い時も一喜一憂せず、しっかりと前を向いて進んでもらいたい。マインドセットはできていますか?

新入生の皆さん、保護者の皆さま ご入学おめでとうございます

 

今日から新入生の皆さんは、浪商中学・高校の一員になりました。生徒・教職員一同 皆さんの入学を心より歓迎いたします。

 

また、大阪体育大学浪商中学校・高等学校への入学を祝して、お忙しい中、多くのご来賓の方々にご臨席を頂きました。高い所からではございますが厚くお礼申し上げます。

 

さて、本校は今年で創立95年目を迎えました。私立学校にはそれぞれ「建学の精神」があります。「建学の精神」とは学校を創るに当ってどのような教育をし、どのような人材を世に送り出したいのか、創立者の熱い思いがこもっています。本校の建学の精神は「不断の努力により、智・徳・体を修め、社会に奉仕する人材の育成」です。もう少し砕いていうならば、「その日その日を精一杯生きることで、知識や技能を身に付け、心身を鍛え養い、世の中で役立つ人になってほしい」というものです。

 

入学生のみなさん、自分はもうすでに必要な知識や技能は身についている、心身も充分に磨かれていると思っている人はいないでしょう。これから始まる中学生活や高校生活で、より高めようと思っているはずです。その気持ちを大事にし、行動で示してください。私たち教職員は、全力でみなさんをサポートします。そして、3年後、6年後一回りも二回りも成長した皆さんが卒業していくのを、楽しみにしています。世の中で役立つ方法は人それぞれ違います。その方法を見つけるためにも、人と比較するのではなく、自分の「好き」を見つけてください。そのためなら頑張れるはずです。

 

次にみなさんは、思春期と呼ばれる心身ともに大きく変化する時期にいます。この大変で大切な時期を乗り越えるにあったて、皆さんに覚えておいてもらいたいことが3つあります。1つめ、「失敗を恐れないこと」です。新たなことに挑戦しないと道は開かれません。しかし新たな挑戦の多くは失敗します。2つめ、「失敗を次につなげる」です。失敗から学ぶことが、謙虚な気持ちがあなたを成長させます。3つめ、「自分と他者は違いがあって当たり前」です。集団生活する中では、意見の違いによりすれ違ったり、衝突したりすることがあります。最終的には互いの違いを認め合い、適度な距離を取ることが集団の中で生活する上での解決策です。

 

最後になりましたが、保護者の皆さまにはお忙しい中と思いますが、今後も懇談会・授業参観・各種説明会等には学校に来ていただき、学校でのお子様の様子を見たり、聞いたりしていただきたいと思います。また、保護者の皆様とはいろいろな機会を利用してコミュニケーションを取りながら、信頼関係を築き、お子様の教育に当たりたいと思っております。本校での教育活動に今後ともご理解とご協力をお願いいたしまして、入学式の式辞といたします。

 

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