校長日記 スクールライフ②9/24(金) ~浪商中高 教育実習~
2021.09.24
本校では毎年、前期、後期あわせて約20名の教育実習生を受け入れています。
9月15日、16日の二日間、提携大学である関西医療大学さんから将来、養護教諭をめざす学生3名を受入れ、
保健実習も行いました。
他にもスポーツ心理学コースのインターンシップ実習、各クラブ指導の現場体験を行うコーチング実習など
日常的に大学生が実習現場として本校生徒の指導またはサポートをしてくれています。
年齢が近い中学生、高校生にとって実習生の存在は大きな刺激となっています。
また浪商中学または高校を卒業し、一回り大きく成長した姿で帰ってきてくれるのは本当に嬉しいものです。
本校で実習を経験し、その後、大阪府下を中心に近畿、全国でも多数の卒業生が教員や指導者として活躍してくれ
ています。将来、教員をめざす沢山の大学生と交流できる機会が多いところも浪商中高の大きな魅力の一つです。
今年度は大阪体育大学、天理大学、早稲田大学、同志社大学、奈良大学、大阪国際大学等から保健体育、国語、数
学、地歴の教員をめざす卒業生が実習に参加してくれています。
後期の教育実習期間も明日が最終日をむかえますが、「何を感じ、何を得たのか、今後どう活かすのか等」
実習生の生の声を聞いてみたいと思っています。
本日は実習開始前の開講式で、実習生の皆さんにお伝えしたメッセージを紹介させて頂きます。
教育実習生の皆さんへ
①「情熱を持って」
実習生の最大の武器は若さです。経験値高い先生にはテクニック含め、何もかないません。でも先生方にも若さ
がある。大きな声で元気よく笑顔で子どもたちや先生方と接して下さい。
「今年の実習生、元気なかったなぁ」で終わるのは寂しい。「今までで一番頑張ってた、元気があった」
「何でも率先して行動してたなぁ」「今年の実習生は良かったなぁ」と言われるよう頑張ってください。
実習生のチームワークもとても大事です。教科に関係なく、励まし合い、助け合い、競い合える関係性をつくっ
てください。みんな仲良く。クラス、クラブ、家族、教育実習 みな一緒。
②「色々な先生と対話・観察・関わり」
先生方にとって君たちの存在は大きな刺激です。登校指導、朝礼、終礼、授業、クラス運営、行事運営、
学校校務、教務、生徒指導、進路指導、委員会(いじめ防止委員会、行事検討、制服検討、ICTなど)、
クラブ活動、保護者対応、地域対応、学習塾対応、中学校対応、旅行会社、制服屋さん等の業者対応など
多岐に渡ります。色々な業務があること、取組んでいる業務についてもよく観察して下さい。
③「他教科の授業も見学にいく」
教育実習はその中でも授業運営、クラス運営が中心になります。
多くの先生方の授業を見学して下さい。自分の担当教科はもちろん、違う教科でも授業展開、つかみの部
分、生徒とのやりとり、説明の仕方、雰囲気作り等、得るものは多いと思います。積極的に沢山の授業を
見学しよう。
④「生徒との関わりを持つ時間、触れ合える時間を最も大切に」
個人情報の関係等、色々と制約、注意はありますが、実際の生の生徒との交流、コミュニケーションは
かけがえのない時間です。できるだけ早く指導案にとりかかっておいてください。
教育実習で最も大切な時間は生徒との関わりを持つ時間、触れ合える時間です。