1学期終業式 式辞

2016年07月20日

今年の夏は7月に入って晴天続きで、早くも梅雨が明けたのかと思う天気が続きました。気温も猛暑日を含む高温の日が続き、暑さになれるが大変だったと思います。今日で1学期が終わり夏休みに入ります。休みといってもほとんどの人は、講習や部活動で登校する日が続きます。体調管理をしっかりしこの夏を乗り切りましょう。また、友人関係やその他自分では解決できない問題を抱えて、しんどい思いをしている人はいませんか。そのままにせず話しやすい先生に相談してください。学校は必ずあなたの力になります。

 

さて、今日はテレビ番組を一つ紹介します。「奇跡のレッスン」というNHK BSで放送されている番組です。この番組の構成は、世界のトップレベルの指導者が、普通の小学生のクラブチームや中学校の部活動指導にやってきます。1週間の指導で生徒たちがどう変わっていくのかを、ドキュメンタリータッチでまとめたものです。これまで放送された種目は、フットサル、テニス、チアダンス、バスケットボール、バレーボール、バドミントン、アート、野球、柔道などです。

 

それぞれ世界トッブレベルの指導者ですから、指導に対するしっかりとした考え方=哲学を持っています。番組の中では胸にしみる、胸に突き刺さる名言がちりばめられています。どんな名言なのかバスケットボール編を例に紹介しましょう。元NBAプレーヤーのマグジー・ボーグスさんが、東京の公立中学校にやってきます。

 

この人は身長160cm、NBA史上最も小柄でありながら、ポイントガードとして14年間現役で活躍した選手です。2mを超える大男ばかりのNBAで、ハンディと思われる小柄を生かし縦横無尽にコートを駆け巡った伝説の選手です。

 

その1 子供たちへの声かけのポイントは?

「彼らはやっていることが正しいかどうか自信のないときがある。そこで彼らがやっていることが正しいかどうか見て、声をかけてあげる。ネガティブなものばかりだとネガティブになってしまうから、褒めるときはしっかり褒める。」

 

その2 子供たちが同じミスを繰り返したとき、フラストレーションがたまらないか?

「子供たちが間違ったことをしたときに、きちんと伝えることは大切。でもそこにフラストレーションはない。彼らにわかってほしいのだから、わかってもらえるまで辛抱強く伝える。自分の不満は子供たちに伝わるし、彼らはそれを感じている。チームに求める性格を、コーチ自身が備えなければならない。子供たちは学校を映し出し、あなた自身を映し出しているのですよ。」

 

その3 いつプロバスケットボールの選手になろうと思ったのか?

「3歳の時。いろいろな機会に、いろいろな人から無理だといわれた。でも、すべては可能だと信じるマインドセットが必要なんだ」

 

その4 練習後のミーティングで

「みんなも、自分の強さと弱さについてしっかり考えてほしい。弱さを乗り越え、自分の可能性を磨いていこう」

 

その5 試合後のミーティングで

「選手は試合ではうまくならない。練習でうまくなるんだ。自分の弱い部分も悪い癖も、練習でキレイに磨いていくのさ。何度も何度も同じことを繰り返すのはつまらないだろう。だけど絶対にうまくなる。それを続ければ、試合の時”セカンドネイチャー”のように動けるはずさ。」

 

これらの言葉はバスケットボールに限らず、その他の競技、受験勉強などに置き換えても、あてはまると思います。さあ、一人一人が「弱さを乗り越え、自分の可能性を磨いていこう」

1学期始業式 式辞

2016年04月07日

昨日入学式が行われ、中学・高校とも新入生を迎えました。新2、3年に進級した皆さんも、今日から新たな1年が始まります。昨日までの良かったことも、悪かったことも、一端リセットして新しい学年のスタートを切ってほしいと思います。

 

さて、今日は年度当初に当り、「やっぱりマインドセット(心構え)が大切!」ということを二人の先輩を例にお話しします。

 

1人目はT.M君です。彼は現在30歳、地元熊取中学から浪商高校に入学します。野球部に所属し、1年の秋からエースに抜擢され、秋の大阪府予選で準優勝、近畿大会でベスト8に入り、第74回選抜大会に出場します。高校卒業後、大阪体育大学に進学、野球部に所属します。3年の時、阪神リーグで優勝し、全日本大学野球選手権に出場、5試合すべてに抑えの投手として登板し、優勝に貢献します。この時、MVP(最優秀選手)にも選ばれました。大学卒業後は、ドラフトで読売ジャイアンツに1位指名で入団、プロ野球選手になりました。しかし、巨人では一軍での登板はなく、3年後戦力外通告を受けます。その時トライアウトに望みをかけ挑戦、インディアンズから声がかかり、マイナー契約を結びます。単身渡米し、マイナーで実績を積みます。昨年冬、金本新監督率いる阪神タイガースから声がかかるが断り、インディアンズと契約し、今年になってメジャー昇格が決まりました。

 

 

もう一人はS.Oさんです。彼女は現在25歳、和泉中学から浪商高校に入学します。陸上部(長距離)に所属し、コツコツ練習に励みますが、全国大会には出場できませんでした。高3の冬、都道府県対抗女子駅伝には、大阪チームのメンバーに選ばれました。高校卒業後、大阪体育大学に進学、陸上部に所属します。大学で花開き3年の時、高校時代には足元にも及ばなかった全国インターハイ上位者を抜いて、日本インカレ1万メートルで優勝します。その年の冬、第30回都道府県対抗女子駅伝の2区を走り、大阪チームの優勝に貢献します。大学卒業後はダイハツに入社し、実業団の陸上部員として頑張っています。

 

2人に共通するのは、脚光を浴びる時期を経験する一方で、故障や伸び悩みの辛い時期も経験したこと。脚光を浴びてる時は驕らず、辛い時期も下を向かずに前を向いていたことです。そのようにできたのは、自分の競技人生に対して、しっかりとした心構えがあったからだと思います。

 

みなさんにも、良い時も、悪い時も一喜一憂せず、しっかりと前を向いて進んでもらいたい。マインドセットはできていますか?

新入生の皆さん、保護者の皆さま ご入学おめでとうございます

 

今日から新入生の皆さんは、浪商中学・高校の一員になりました。生徒・教職員一同 皆さんの入学を心より歓迎いたします。

 

また、大阪体育大学浪商中学校・高等学校への入学を祝して、お忙しい中、多くのご来賓の方々にご臨席を頂きました。高い所からではございますが厚くお礼申し上げます。

 

さて、本校は今年で創立95年目を迎えました。私立学校にはそれぞれ「建学の精神」があります。「建学の精神」とは学校を創るに当ってどのような教育をし、どのような人材を世に送り出したいのか、創立者の熱い思いがこもっています。本校の建学の精神は「不断の努力により、智・徳・体を修め、社会に奉仕する人材の育成」です。もう少し砕いていうならば、「その日その日を精一杯生きることで、知識や技能を身に付け、心身を鍛え養い、世の中で役立つ人になってほしい」というものです。

 

入学生のみなさん、自分はもうすでに必要な知識や技能は身についている、心身も充分に磨かれていると思っている人はいないでしょう。これから始まる中学生活や高校生活で、より高めようと思っているはずです。その気持ちを大事にし、行動で示してください。私たち教職員は、全力でみなさんをサポートします。そして、3年後、6年後一回りも二回りも成長した皆さんが卒業していくのを、楽しみにしています。世の中で役立つ方法は人それぞれ違います。その方法を見つけるためにも、人と比較するのではなく、自分の「好き」を見つけてください。そのためなら頑張れるはずです。

 

次にみなさんは、思春期と呼ばれる心身ともに大きく変化する時期にいます。この大変で大切な時期を乗り越えるにあったて、皆さんに覚えておいてもらいたいことが3つあります。1つめ、「失敗を恐れないこと」です。新たなことに挑戦しないと道は開かれません。しかし新たな挑戦の多くは失敗します。2つめ、「失敗を次につなげる」です。失敗から学ぶことが、謙虚な気持ちがあなたを成長させます。3つめ、「自分と他者は違いがあって当たり前」です。集団生活する中では、意見の違いによりすれ違ったり、衝突したりすることがあります。最終的には互いの違いを認め合い、適度な距離を取ることが集団の中で生活する上での解決策です。

 

最後になりましたが、保護者の皆さまにはお忙しい中と思いますが、今後も懇談会・授業参観・各種説明会等には学校に来ていただき、学校でのお子様の様子を見たり、聞いたりしていただきたいと思います。また、保護者の皆様とはいろいろな機会を利用してコミュニケーションを取りながら、信頼関係を築き、お子様の教育に当たりたいと思っております。本校での教育活動に今後ともご理解とご協力をお願いいたしまして、入学式の式辞といたします。

 

3学期終業式 式辞

2016年03月19日

今日3学期の終業式を迎えました。振り返ってみるとあっという間の1年だったのではないでしょうか。そのあっという間ではありますが、その中にはいろいろなことがありました。反省すべき点は反省し、気持ちを切り替えて4月から新しい年度を迎えてほしいと思います。

 

さて、今日皆さんに紹介したいのは素敵な会社の話です。TVのニュースを見ていると、最近ブラック企業やブラックバイトという言葉がよく出てきます。他にも不正○○事件とか、ネガティブなものばかり報道されます。これはニュースの性質上仕方ないのかもしれません。

ニュースにはあまり出てこないけれども、素敵な会社はたくさんあります。「日本でいちばん大切にしたい会社」という本から紹介します。著者の坂本光司さんは、法政大学の教授で中小企業の研究を専門にされています。その研究の特長は、現場に行き実際に会社の様子を見て、経営者従業員に話を聞くというスタイルです。40年間に6500社を訪問しています。多くの企業が業績や成長を追い求めて経営され、努力しているが景気に左右され赤字経営に陥っている。その中で景気に左右されず、好業績を出し続けている企業が1割ほどある。その1割の企業に共通している点は、次の5人を大切にしている企業だと言います。

1人目 「社員とその家族」

2人目 「社外社員とその家族」

3人目 「現在顧客と未来顧客」

4人目 「障がい者や高齢者など社会的弱者」

5人目 「出資者、支援者」

最たる共通項は「人を大切にする、人のしあわせを念じた経営が貫かれている」事でした。具体的にどんなことか、日本理化学工業(株)の例を見てみましょう。この会社は学校で使うチョークなどを製造する会社で、国内チョーク業界でシェア30%を超えるトップメーカーです。また、知的障害を持っている人を従業員の7割雇用しています。障がい者多数雇用を目指したきっかけは、禅寺のお坊さんから「人間の究極の幸せは、1つ目は愛されること、2つ目はほめられること、3つ目は人の役に立つこと、4つ目は人に必要とされることの4つです。福祉施設で大事に面倒をみてもらうことが幸せではなく、働いて役に立つ会社こそが人間を幸せにするのです。」と教わったからです。

この本には他にもたくさんの好業績企業が紹介されています。ここでは紹介しきれません。是非一度読んでみてください。

卒業生のみなさん、保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます。今日は皆さんにとって大きな区切りの日となります。義務教育の期間を終え、今後は自らの意思で学業を継続し人格の完成を目指すことになります。また、今日の卒業式典にご多用の中、学校法人浪商学園理事長 野田賢治様をはじめ多くのご来賓の方々に、ご臨席をいただきありがとうございます。高いところからではございますが、心から感謝申し上げます

 
次に、保護者の皆様に申し上げます。3年前、皆様の大切なお子様をお預かりいたしまして、ご期待に添うよう教職員一同、一体となって教育してまいりました。この間、本校の教育活動に格別のご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございました。これまでお子様を育ててこられた保護者の皆様には、感無量のものが、おありかと推察いたします。先ほど表彰いたしましたように、皆勤賞をはじめ,外部の団体からも表彰されるなど、多くの活躍があり心強い限りだと思っております。

 

さて、卒業生のみなさん、改めて卒業おめでとう。この3年間、教科の学習、クラブ活動、特別活動など学校生活を頑張って過ごしてきました。もちろん思い通りに進んだことも、うまく行かなかったこともあったでしょう。振り返ってみると、失敗の中から多くのことを学び、成長できたように思いませんか。これから始まる高校生活でも、壁にぶつかり、迷い、悩むことがあると思いますが、しなやかに受け止めて対応してください。より一層成長させてくれるはずです。

 

高校の卒業式典でも紹介しましたが、昨年末に亡くなったゲゲゲの鬼太郎などの作品で知られる水木しげるさんは、幸福に人生を送るには、「人と比較するのではなく、自分が本当に好きなことを見つけて、自分の楽しさを追求すること。」と言っています。しかし、この自分の「好き」を見つけることは案外難しいことです。どうすれば見つけられるのでしょうか。見つけようと努力すればするほど、それは遠ざかっていくように思います。私は、見つけることを目的にせず、今を精一杯生きることではないかと思います。中学三年生の自分、高校一年生の自分を精一杯生きることで、自分の「好き」を見つけることができると思います。そのきっかけは様々で、たまたまの人との出会い、たまたま見たTV番組、たまたま読んだ本など。もうすでに出会っている人がいるかもしれません。

 

みなさのこれからの人生で、そんなきっかけに出会い、自分の「好き」を見つけることをお祈りし、式辞といたします。

只今、二百三十八名の皆さんに卒業証書を授与しました。卒業生、並びに保護者の皆様、誠におめでとうございます。

また、第六十八回卒業証書授与式を挙行するにあたり、ご多用の中、学校法人浪商学園野田理事長様、大阪体育大学岩上学長様をはじめ、多くのご来賓の方々のご臨席をいただきありがとうございます、高いところからではございますが、心より御礼申し上げます。

 

保護者の皆様には、今、晴れやかに巣立ちいくお子様の英姿を目の前にされ、夫々幼いころからの生い立ちを思い出されるなど、感慨もひとしおのことと存じます。

高校時代は心身ともに大きく成長する時期でありますが、あり余るエネルギー故に、時に親としてご苦労も多々おありになったことと存じます。歴史と伝統を誇る本校の卒業生と言う栄誉は、お子様の努力の結晶であると同時に、絶えずお子様を励まし温かく育んでこられました保護者の皆様方の薫陶のお蔭でもあります。このような頼もしい若人の姿として実を結びましたことに、心から敬意とお祝いを申しあげます。

 

卒業生のみなさん、改めて卒業おめでとう。皆さんはこの三年間で、智・徳・体それぞれの面で研鑚を重ね成長されました。本校の建学の精神は「不断の努力により、智・徳・体を修め、社会に奉仕する人材の育成」です。卒業後、皆さん一人ひとりが、活躍できる場を見つけ、様々な分野で社会に奉仕する人材と成られることを願っております。

 

さて、昨年十一月末に、「ゲゲゲの鬼太郎」などの作品で知られる漫画家の水木しげるさんが、93歳でその生涯を閉じました。その際の報道で、『水木サンの幸福論』という著書に、幸福になるための知恵として、次の<幸福の七カ条>が紹介されていました。

第一条  成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。

第二条  しないではいられないことをし続けなさい。

第三条  他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。

第四条  好きの力を信じる。

第五条  才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。

第六条  怠け者になりなさい。

第七条  目に見えない世界を信じる。

以上ですが、水木さんは「何十年にもわたって世界中の幸福な人、不幸な人を観察してきた体験から見つけ出した、幸せになるための知恵」と言っています。私はこの七カ条から、アドラーという心理学者を思い出しました。なぜなら、彼が人生について述べた内容と重なる部分が多いからです。

アドラーの文を「嫌われる勇気」という本から紹介します。「人生とは、今この瞬間をくるくるダンスするように生きる、連続する刹那である。ダンスを踊っている「いま、ここ」が充実していればそれでいい。人生とは点の連続であり、連続する刹那である、過去も未来も関係なく物語ではない。目標などなくていい、「いま、ここ」を真剣に生きること、それ自体がダンス(=人生)。「人生における最大の嘘」は、「いま、ここ」を生きないこと、過去を見て未来を見て、人生全体にうすぼんやりとした光を当てて、何か見えたつもりになること。」と言っています。

人生如何に生きるべきか、考え方はいろいろあります。皆さんはこの後の人生を、どのように歩まれるのでしょうか。皆さんのこれからの人生に幸多かれと祈念いたしまして、式辞といたします。さようなら。

 

平成28年1月30日

大阪体育大学浪商高等学校

校長 清水俊彦

3学期始業式 式辞

2016年01月08日

おはようございます。今日から3学期が始まります。中学3年生は高校入試に向けて、高校3年生はセンター試験、私立の一般入試、国公立の二次試験と最後までしっかり頑張ってください。

さて、今日は昨年末に体大のある先生から、勧められて読んだ本が面白かったので、皆さんに紹介します。「脳を鍛えるにはどうすればいいのか」が最新の脳科学のデータをもとに書かれた本です。

 

まずは<脳構造の基礎知識>からですが、脳は主にニューロンという神経細胞でできています。血管から栄養や酸素をもらって、情報伝達の働きをしています。その数は脳全体で1000億個~2000億個の間で、大脳だけでも100億個~180億個あると言われています。

少し前までは、<脳細胞は減る一方で、新たにはできない>というのが常識でした。二十歳を過ぎれば、毎日10万個づつ脳細胞は死んでいくとも言われていました。しかし、現在では脳細胞の数は「生まれた時が一番多く、2歳くらいまでに7割くらいが消える。部位によってはその後、ほとんどかわりがない。」と言われています。

 

15年ほど前、がんの研究からたまたま、記憶と関係の深い海馬というところで、新たなにニューロンがつくられていることが確認され、<いくつになっても脳細胞はできる>となりました。では、どのような条件のとき、ニューロンは作られるのでしょうか。先ほど言った本の題名は<脳を鍛えるには○○しかない>というものです。さて、○○には漢字2文字が入ります。皆さんは何だと思いますか。

答えは運動です。「運動をすると脳の神経成長因子が増えたり、ストレスやうつを抑えたり、学習力が向上したり、がんや認知症になりにくくなる。」と著者のレイティ氏は言っています。「運動と脳の関係は、人類も元々は野生動物であり、身体を動かすことで生命をつないできた。その進化の歴史の中でできてきたシステムではないか。」とも言っています。

 

さて、このことより皆さんは、大きなアドバンテージを持っていることになります。運動部に所属している人はもちろん、朝の自転車通学をしている人は、脳を最高の状態にして授業を受けているからです。あとは活用次第です。このアドバンテージを生かさない手はありません。

2学期終業式 式辞

2015年12月19日

おはようございます。今年9月中旬から10月末までの日程で、ラグビーのワールドカップがイギリスで開催されました。日本代表チームは予選リーグで、3位になった南アフリカを含め3勝を上げましたが、おしくも決勝トーナメントに進出できず、目標としていたベストエイトには入れませんでした。 しかし、ラグビー日本代表にとって、ワールドカップでの勝利は1991年大会のジンバブエ戦以来で、実に24年ぶりです。どうしてこんなに強くなったのでしょう?

 

3年前にエディー・ジョーンズさんが日本代表のヘッドコーチ(=監督)に就任したのが、大きいでしょう。この人は過去に南アフリカやオーストラリアをワールドカップ上位入賞に導いた実績を持っています。ではどのように日本代表チームを強化したのでしょうか。

 

Web上の記事で次の4つにまとめてありました。

その①は「マインドセットを変える」です。マインドセットとは心構えのことです。日本選手はいろいろな言い訳で戦う前から分相応な「枠」に自らをはめてしまっている。この枠を取っ払うこと、心構えを変えることが一番大切だと言っています。そのために次の3つの事をしました。

その②は「長所を知り、長所を伸ばす」です。自分たちはこの程度という、よく言えば「謙虚」な気持ちを、先ず自分たちの能力を肯定的にとらえ、それを最大限に活かし伸ばすことで、自己評価を肯定的なところからスタートする。

その③は「自分の能力の客観的な把握と科学的なトレーニング」です。エディーさんは次のように言っています。「日本人は体格も小さいし、経験も少ないので、海外の強豪よりもハードに練習しないといけません。日本人の強みは、まじめで忍耐力があることです。それは間違いなく世界一です。ほかの国の選手なら、とっくに逃げ出しているでしょう。」というような過酷な練習で、自分の殻を破るように導きます。

その④は「知的好奇心を怠らず目標設定を明確にする」です。これは指導者として自分に課した課題です。

その②~④はすべて、その①のマインドセットを変えるためにあります。

 

さて、皆さんが日々取り組んでいる学習や部活動に対して、自分で「枠」をはめていませんか?

いや、私たち大人もそうなりがちです。お互いに「どうせ・・・」とか「無理だし」といったネガティブな発想を覆して、新たなスタートを切りましょう。どうぞ良いお年を。

2学期始業式 式辞

2015年09月01日

おはようございます。既に授業が始まっている人もいますが、本日始業式を行います。比較的自由になる時間の多かった夏休み、皆さんはどのように過ごしましたか。

 

今年は近畿で全国インターハイがあり、また高校の野球部が大阪府予選の決勝に進出したこともあって、私はたくさんの試合を観戦することが出来ました。ボクシングと野球の試合の掛け持ちという日もありました。どの試合も観客席に熱気があり、選手の皆さんの真剣さ、緊張感が伝わり、感動と元気をもらうことが出来ました。

 

インターハイの試合で感じたことを補足しますと、先ずボクシングですが、競技の性質上体重の管理が大変なのです。試合のたびに毎回計量があり、勝ち進んでいくと何日間も食事のコントロールをしないといけない、相手との戦いの前に、先ず自分との戦いがある競技だと言うことです。次に体操競技ですが、普段テレビなどで見るのはオリンピックとか世界選手権とか世界のトップレベルの技しか見ていないので、正直見劣りするかと思っていました。しかしながら、技の名前は知りませんが、世界トップレベルと同じような技がぼんぼん出てレベルの高さに驚きました。次にハンドボールですが、頻繁な選手の入れ替わりや試合展開の速さもそうですが、体育館の中に太鼓を持ち込んでの応援のにぎやかさに驚きました。最後に水泳ですが、午前が予選で、午後に同じ種目の決勝があります。種目ごと40~50人予選に出場し、決勝に残られるのは8~10人です。予選通過の厳しさを知りました。

 

最後に、いろいろな試合の観戦を通して気付いたことが1つあります。「チャンスをつかむことは難しい、つかんだチャンスを生かすことはさらに難しい。」ということです。これはスポーツの試合だけでなく、人生のいろいろな場面にも当てはまると思います。普段から頑張っていないと、顔を上げて前を見ていないと、なかなかチャンスに巡り合えないし、活かせないと感じました。

 

2学期の始まりに当り、皆さんに贈るメッセージは「チャンスをつかめ!」です。

1学期終業式 式辞

2015年07月17日

4月から始まった1学期も本日で終わります。4か月足らずの日数ですが、皆さんそれぞれにいろいろなことが起こったと思います。嬉しかったこと、悔しかったこと、深く反省したこと。明日からも講習やクラブ活動などで、殆どの人は登校してくると思います。高校の野球部は明日から夏の大阪府予選が始まります。ではなぜ終業式をするのでしょうか?

 

答えは「区切りを付けて次のステージへ進む」ためです。この1学期を振り返り、自分自身でよかった点、悪かった点を整理してください。その上で、気持ちを切り替え、比較的自由時間のあるこの夏休みをどう過ごすか決めてください。大人になって振り返れば、中学・高校の夏休みは宝石のような時間です。宿題や部活動以外に自分で課題を見つけて、挑戦してください。その時「落とし穴」が1つあります。それは自分の気分感情です。これを放置しておくと、振り回されて巧く事が運びません。かといって抑え込むだけでは、しんどくなってしまいます。発散する時と抑えるときのコントロールが大切です。

 

さて、3年生はもちろん1・2年生にとってもこの夏の過ごし方が、自分の進路実現にとって、心の成長にとって大きく影響します。悔いの残らないよう取り組んでください。

 

最後に、今年のインターハイは近畿で行われます。総合開会式は和歌山のビッグホエールで、本校選手が出場するハンドボールは堺市、ボクシングは西宮市、体操は大阪市、水泳は京都市で行われます。できれば現地で声援を送ってください。

 

9月の始業式には、元気に再会しましょう。

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