只今、二百三十ニ名の皆さんに卒業証書を授与しました。卒業生、並びに保護者の皆様、誠におめでとうございます。

また、第六十九回卒業証書授与式を挙行するにあたり、ご多用の中、学校法人浪商学園野田理事長様をはじめ、多くのご来賓の方々のご臨席をいただきありがとうございます、高いところからではございますが、心より御礼申し上げます。

 

保護者の皆様には、今、晴れやかに巣立ちいくお子様の英姿を目の前にされ、夫々幼いころからの生い立ちを思い出されるなど、感慨もひとしおのことと存じます。

高校時代は心身ともに大きく成長する時期でありますが、あり余るエネルギー故に、時に親としてご苦労も多々おありになったことと存じます。歴史と伝統を誇る本校の卒業生と言う栄誉は、お子様の努力の結晶であると同時に、絶えずお子様を励まし温かく育んでこられました保護者の皆様方の薫陶のお蔭でもあります。このような頼もしい若人の姿として実を結びましたことに、心から敬意とお祝いを申しあげます。

 

卒業生のみなさん、改めて卒業おめでとう。皆さんはこの三年間で、智・徳・体それぞれの面で研鑚を重ね成長されました。本校の建学の精神は「不断の努力により、智・徳・体を修め、社会に奉仕する」です。卒業後、皆さん一人ひとりが、活躍できる場を見つけ、それぞれの分野で社会に奉仕する人材と成られることを願っております。

 

さて、車の自動運転が実用化段階になったと昨年話題になりましたが、高度情報化の波は日進月歩で加速度的に進んでいるようです。10年、20年のスパンで見れば大きな変化が予測され、今ある職業の半分は人工知能やロボットがするのではないかとも言われています。生活がより便利になり、快適になるでしょうが、その分何か大切なものが失われるようで不安にもなります。しかしながら歴史を振り返ると、どの時代であってもその時代を生きる人々は、時代の波にもまれながら、各自のポジションで試行錯誤を繰り返し、何とか生きて次の世代にバトンを渡してきたのだろうと思われます。

 

これから社会に出てゆく皆さんには、様々な困難や障害物が待ち受けていると思います。それに直面した時、戸惑い、混乱し、逃げ出したくなることもあるでしょう。そんなときどう対応すればいいのでしょうか。答えはその時その時、最善を尽くすことです。若いころからそれを心がけ、実践することが大切だと思います。

皆さんのこれからの人生に幸多かれと祈念いたしまして、式辞といたします。さようなら。

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