三学期終業式 式辞

2017年03月21日

皆さんおはようございます

 

振り返れば、あっという間に1年が過ぎ、三学期の終業式の日を迎えました。3年生は中学校・高校とも卒業式を終え、それぞれの進路に巣立っていきました。皆さんは次の学年に進級することになります。

 

さて、本日は「振り返り 自分の成長を確認する」というタイトルでお話しします。振り返りというのは、行事の後や学期の終わりなど時間の節目によく行います。でも何のためにやっているのか、わからずにやってる人もいるようです。この機会に振り返りの意味を理解してください。

 

まずは振り返りと感想は別物です。面白かったなあ、苦労したけど自分なりに頑張った、次はもう少し上に行きたいな、などは感想です。振り返りとは、目標設定に対して、どこまで出来て、何ができなかったのかを明らかにし、これまでの取り組みの良かった点・問題点や課題を洗い出し、改善策を明らかにすることです。

ちょうどPDCAサイクルのCとDに当たります。PDCAサイクルとは、目標設定に対してP(Plan 計画)、D(Do 実行)、C(Check 評価)、A(Act 改善)を繰り返すことで、同じ過ちを繰り返さず、より目標に近づく仕組みのことです。

 

それでは振り返りのレッスンをしてみましょう。振り返りの方法はいろいろありますが、今日はインタビュー形式でやってみましょう。これから私が質問しますので、皆さんは心の中で思い浮かべてください。それでは始めます。

 

➀この1年の最大の目標を思い出してください

 

 

②その目標に対して、特に頑張ったことは何ですか

取り組みを通して、嬉しかったこと・好きになったことは何ですか

もう一度やってみたいと思うことはありますか

 

 

③自分で工夫したことは何ですか

 

 

④新たに分かったこと・気づいたことはありますか

できるようになったことはありますか

 

 

⑤ほかの人を見て感心したことはありますか

ほかの人をまねしたいと思ったことはありますか

 

それでは最後の質問です。これがたくさんある人は、この1年で大きく成長したと言えます。

 

⑥1年前の自分に会ったとしたら、何をどんなふうに教えてあげますか?

卒業生のみなさん、保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます。今日は皆さんにとって大きな区切りの日となります。義務教育の期間を終え、今後は自らの意思で学業を継続し人格の完成を目指すことになります。また、今日の卒業式典にご多用の中、学校法人浪商学園理事長 野田賢治様をはじめ多くのご来賓の方々に、ご臨席をいただきありがとうございます。高いところからではございますが、心から感謝申し上げます

 

 
次に、保護者の皆様に申し上げます。3年前、皆様の大切なお子様をお預かりいたしまして、ご期待に添うよう教職員一同、一体となって教育してまいりました。この間、本校の教育活動に格別のご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございました。これまでお子様を育ててこられた保護者の皆様には、感無量のものが、おありかと推察いたします。先ほど表彰いたしましたように、皆勤賞をはじめ,外部の団体からも表彰されるなど、多くの活躍があり心強い限りだと思っております。

 

 

さて、卒業生のみなさん、改めて卒業おめでとう。この3年間、教科の学習、クラブ活動、特別活動など学校生活を頑張って過ごしてきました。もちろん思い通りに進んだことも、うまく行かなかったこともあったでしょう。振り返ってみると、失敗の中から多くのことを学び、成長できたように思いませんか。これから始まる高校生活でも、壁にぶつかり、迷い、悩むことがあると思いますが、しなやかに受け止めて対応してください。より一層あなたを成長させてくれるはずです。

 

 

昨年車の自動運転が話題になりました。人工知能の発達は、将来の職業も大きく変え、二十年後には今ある職業の半分は、人工知能やロボットがすることになり、なくなるともいわれました。未来を想像しにくい時代になりました。自分の将来を考えたとき、不安ばかりが出てきそうですね。しかしながらどの時代であっても、その時代を生きる若者にとって未来は不確かなもので、不安であったとも思えます。そんな不安の中で自分の将来を手探りしていくときのキーワードは、自分の「好き」を見つけるだと思います。自分の「好き」を見つけることは案外難しいことです。なぜなら、見つけようと努力すればするほど、それは遠ざかっていくように思います。見つけることを目的にせず、今を精一杯生きることが見つける方法だと思います。中学三年生の自分、高校一年生の自分を精一杯生きることで、自分の「好き」を見つけることにつながるのです。そのきっかけは様々で、たまたまの人との出会い、たまたま見たTV番組、たまたま読んだ本など。もうすでに出会っている人がいるかもしれません。

 

 

みなさのこれからの人生で、そんなきっかけに出会い、自分の「好き」を見つけることをお祈りし、式辞といたします。

  • 大阪体育大学浪商中学校
  • 大阪体育大学浪商高等学校