令和7年度 卒業式 式辞
2026.02.07
令和7年度 卒業式 式辞
風の冷たさが肌にしみる厳しい寒さが続いています。この寒い二月 如月(きさらぎ)は、厳しい冬が終わり、春に向かって万物がいよいよ動き始める時期を意味しています。今、心に秘めた思いや力を蓄えつつ、来るべき春に向けて、大きく飛躍しようとしている卒業生の皆さんの姿そのものだと感じています。
本日、第78回大阪体育大学浪商高等学校の卒業式を挙行できますことは、卒業生はもとより、教職員、在校生、関係者一同にとりましても大変大きな喜びであります。
ただいま、249名の皆さんに卒業証書を授与いたしました。卒業生ならびに保護者の皆様、誠におめでとうございます。保護者の皆様には、今、晴れやかに巣立つお子様の英姿を目の前にされ、幼いころからの生い立ちを思い出されるなど、感慨もひとしおのことと存じます。高校時代は心身ともに大きく成長する時期ではありますが、あり余るエネルギー故に、時に親としてのご苦労も多々おありになったことと存じます。本校の卒業はお子様の努力の結晶であると同時に、絶えずお子様を励まし温かく育んでこられました保護者の皆様方の薫陶のお蔭でもあります。このような頼もしい若人の姿として実を結びましたことに、心からの敬意とお祝いを申しあげます。
卒業生の皆さんは「智・徳・体を修め、社会に奉仕する人材の育成」、この建学の精神のもと、日常の勉学や部活動にも全力で取り組み、また様々な行事や活動を通して、心身ともに大きく成長してくれました。支えあい、励ましあい、時には競い合った、かけがえのない仲間の存在。時には厳しく、時にはあたたかくご指導頂いた先生方の存在、目標にしていた先輩や皆さんを信頼してくれている後輩の存在、関係するすべての皆さんへの感謝の思いを胸に、次のステージにおける益々の活躍を大いに期待しています。
現在、物価の高騰をはじめ、大変厳しい社会情勢を迎えています。今後も厳しい難題に直面することもあると思いますが、課題に対しても誠実な心で向き合い、皆さんの人間力を持って乗り越えてほしいと思います。どのような場面においても
・「発想力、柔軟性、コミュニケーション能力、調整力がある人」
・「思考の整理ができて、行動力がある人」、
・「失敗しても諦めず、成功するまで続けられる人」であってほしいと思います。
また激変する未来社会は技術革新に対応できる力、多くの情報を集約し精査できる力、そして、それらを活用できる知識、技能の習得が必要な時代です。しかし、それらを実際に運用するのは人の力であり、私たちです。人と人との繋がり、協力、支えがあり、私たちは社会生活を営むことができています。皆さんには時代は変われど変わらないもの、忘れてはいけないもの、目に見えないものをこれからも大切に育み続けてほしいと思います。
最後になりましたが、皆さんがこの浪商高校で流した涙や汗、元気いっぱいの声、勇気を与えてくれた笑顔、君たちが残してくれたものすべてが浪商高校の財産であり、私たちの宝物です。どうかいつまでも強くそしてやさしい心を持ち、元気に活躍してくれることを切に願い、卒業式の式辞とさせていただきます。
令和8年2月7日 大阪体育大学浪商高等学校 校長 工藤哲士
